Amazonが9月9日、従来のFire TV Stick 4Kより40%パワフルで、シリーズで初めてWi-Fi 6に対応するストリーミングメディアプレイヤー Fire TV Stick 4K Maxを発表した。
すでに予約受付を開始していて、10月7日から出荷が開始される予定。標準価格は6,980円。
9月9日から10月7日までの期間限定で、Fire TV Stick 4K Maxとバッファロー製のWi-Fi 6対応ルーター WSR-1800AX4Sのセット販売も実施する。WSR-1800AX4Sはブラックかホワイトかを選べる。価格が12,780円。
従来のFire TV Stick 4Kから、
- 1.7GHzクアッドコアプロセッサ→1.8GHzクアッドコアプロセッサ
- 1.5GB RAM→2GB RAM
と性能が向上しており、Amazonは40%性能が向上、コンテンツ検索やアプリの切り替えがよりスムーズになったとしている。ちなみに昨年発売の第3世代Fire TV Stickは1.7GHzクアッドコアプロセッサに1GB RAMなのでメモリ倍増となる。
クロックがあまり上がっていないが、テレビ裏に設置されるこの手の製品は熱設計がかなり厳しいことになっているだろうから、今後も一気にコアが増えたりクロックが上がったりすることはあまりないと思う。
Wi-Fi 6に対応したことで、4Kコンテンツのストリーミングが滑らかに実行しやすくなり(もっと上流の光回線とかモバイルネットワークで詰まってたら意味がないが)、Wi-Fi 6に対応する複数のデバイスでWi-Fiを利用時も通信品位が安定しやすくなった。
Wi-Fi 6(11ax)は、カタログ上のデータレートだとあまり伸びていないように見えるかもしれないが、複数端末との同時接続を可能にするMU-MIMOとか、OFDMAとか言われる多重化方式を使用することで通信の効率化を図っている。
最近は1人1台のスマートフォンにプラスして、パソコンとかタブレットとか、IoT家電とかもWi-Fiを利用する。あまり大量のデバイスを1台の親機に同時接続すると速度が低下してしまうのだが、そういう過密状態でも良好なスループットを保てるということになる。…将来的に、家中のデバイスがWi-Fi 6に対応したら、の話ではあるが。
付属のAlexa対応音声認識リモコンには4つのアプリボタン(Prime Video、Netflix、DAZN、amazon music)が搭載され、該当のアプリをリモコンから直接起動が可能になった。
プロセッサの素性が良くなり、旧Fire TV Stick 4Kから価格据え置きなのでこれから買うならこちら一択かなという感じだ。旧Fire TV Stick 4Kの方も最終在庫の投げ売りは多分やるだろうから、タイミング次第で買ってもいいかもしれないが。
参考・関連リンク
デバイスの仕様: Fire TVストリーミングメディアプレーヤー | Amazon Fire TV
▼あわせて読みたい