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MicrosoftがWindows 11の提供範囲を拡大

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Windowsロゴ

(追記)2022年5月17日(PST)、MicrosoftがWindows 11を広範な展開(broad deployment)に指定したことを発表した。

MicrosoftはWindows 11の提供範囲を絞り、最新のAIモデルを活用してトラブル報告をモニタリングしながら、リリース対象のデバイスを徐々に拡大してきた。リリース当初はアップグレードに関する不具合が報告されていたが、いずれも追加の更新プログラムで既に解決済みとなり、既知の問題は残されていない。

ということで、Windows 11の提供範囲の絞り込みは終了することにしたようだ。PC 正常性チェック ツールでデバイスがWindows 11のシステム要件をクリアしていると認められていれば、どのデバイスでもWindows 11へ移行できる。(追記ここまで)

Microsoftは米国時間で10月27日、Windows 11の提供範囲を拡大すると発表した。

Windows 11は現在、最小システム要件を満たすWindows 10 バージョン 2004以降の一部のデバイスに対し、Windows Update経由でのアップグレードが提供開始されている。

MicrosoftはWindows 10の半期アップデートやWindows 11のアップグレードのロールアウトに機械学習を活用しており、問題がないと判断されたデバイスに提供を拡大する。

アップグレードの対象となった場合も、勝手にWindows 11へ更新されてしまうことはない。Windows Updateに表示されるアップグレードの案内画面でユーザーが明示的に[ダウンロードしてインストール]を押さなければ、Windows 10をそのまま使い続けることができる。

Windows 11オリジナルリリースは、AMDのRyzen プロセッサを搭載したデバイスで大きくパフォーマンス低下が見られるなどの問題や、非互換問題が発見されたアプリが既知の問題として複数報告されていたが、10月のプレビューパッチとAMDによるドライバの提供で大半が解決された。大きな問題がなければ来月の月例セキュリティアップデートで全環境への導入が進むことになる。

Windows Updateを確認してもWindows 11にアップグレードされない

PC正常性チェックアプリで問題ないと表示されているのに、Windows Update経由でアップグレードが配信されずにヤキモキしている人もいるかもしれないが、メーカー製のパソコンは基本的にパソコンのメーカーが検証作業を行っていて、それが終わるまではロールアウトは差し止められている。

Windows 11の無償アップグレードは最低でも1年は続く予定で、2022年の半ばくらいまでかけてMicrosoftやメーカーによる検証作業が終わったデバイスから順次ロールアウトされる。今の段階で焦る必要はない。

参考・関連リンク

Windows 11 既知の問題と通知

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