【2021年11月】モバイルバッテリーの捨て方を確認

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アイキャッチ

私物のcheero nyanboard 6000mAh(CHE-073)がヘタれてきてほとんど充電できなくなってしまいました。

cheero.net

廃棄しようと思って処分の方法を確認したのですが、せっかくなので今後もモバイルバッテリーを題材にする記事を書いたとき、リンクを飛ばせるようにまとめておく。

モバイルバッテリーを捨てるときに確認すべきこと

1.使用されている充電池の種類

最近は猫も杓子もリチウムイオン電池ですが、製品のリリースされた時期によってはニッケル水素電池などの他の充電池が使用されている可能性もあります。充電池の種類によっては廃棄の方法が変わる可能性もあるので念の為確認しておきましょう。

通常、内蔵充電池の種類は取り扱い説明書や製品に記載されているリサイクルマークで確認が可能です。

2.JBRC加盟企業の製品かどうか

一般社団法人JBRCは、モバイルバッテリーのメーカーや輸入販売を行なっている事業者が会員企業となり、共同で回収・リサイクルを行なっています。
JBRCのサイトには会員企業の一覧が掲載されていて、ここに含まれていれば指定の窓口で回収してもらえます。

JBRC会員企業リスト | 小型充電式電池のリサイクル 一般社団法人JBRC (未だに推奨ブラウザがIE11で驚き。)

非加盟企業の製品は回収してもらえません。

モバイルバッテリーを手放すときの方法

1.JBRCの協力店・協力自治体施設でリサイクルに出す

家電量販店・ホームセンター、商業施設などに上記のJBRC設置リサイクルボックスが置かれていることがあります。ただし、このリサイクルボックスはJBRC加盟企業の製品のみを回収します。非加盟企業の製品を回収しないため、店頭には設置されていないことがほとんどで、店員などに存在を確認する必要があります。

『協力店・協力自治体』検索 | 小型充電式電池のリサイクル 一般社団法人JBRC

解体された電池パック、破損した電池、膨張、水濡れした電池、ハードケースに入っていないラミネートタイプの電池などは回収対象外です。

2.リサイクルショップに買い取ってもらう・メルカリなどで個人間売買を行う

バッテリーの劣化状態の診断は時間と手間がかかるので、リサイクルショップでは基本的に大した値段はつきません。メルカリなどの個人間売買も取引トラブルの発生しやすいジャンルなのでお勧めしづらいです。

現在、PSEマークを取得していない製品は販売・個人間売買も禁止されています。

3.自治体の小型家電回収ボックスに持ち込む

自治体によっては各自治体の役所や図書館、コミュニティセンターなどの施設に設置されている小型家電回収ボックスにモバイルバッテリーを持ち込んで処分してもらうことが出来ます。

対応が自治体によって分かれていて、機器から取り外して絶縁処理を行えないモバイルバッテリーの回収は行っていないとしている自治体があります。そもそも充電式電池の回収は一切行っていないとしている自治体もまだ存在するようです。JBRCの設置するリサイクルボックスと違って誰でもアクセスできる場所に設置されていて監視の目もないことがほとんどですが、場合によっては火災などの重大な事故に繋がりかねないため、回収を行っていない自治体の回収ボックスへの持ち込みはやめましょう。

必ずお住まいの自治体の公開している情報を確認してください。

4.自治体のごみ収集に出す

自治体によってはモバイルバッテリーを通常のごみ収集に合わせて回収してくれる場合があります。その場合も不燃ごみなどの有害ごみとして、モバイルバッテリーがごみとして出されていることを示すよう袋に記載したり、張り紙をするといった決まりがあるはずです。

必ずお住まいの自治体の公開している情報を確認してください。

5.モバイルバッテリーを販売するメーカーに問い合わせる

モバイルバッテリーを販売するメーカーに問い合わせることで回収キットを送付してくれる場合があります。

例えばアンカー・ジャパンは現在JBRC加盟企業ですが、2020年ごろまで非加盟でした。そのため自治体がモバイルバッテリーの回収を行っていない場合、問い合わせをする必要がありました。加盟後の2021年11月現在も問い合わせにリサイクルの申込み手順が掲載されていて、回収キットを送付してもらえます。

リサイクル – Anker Japan公式サイト

また、バッファローはJBRC加盟のメーカーですがモバイルバッテリーは自社でリサイクル処理を行うのでサポートセンターまで連絡するようにとしています。

「小形充電式電池」の回収・リサイクルについて | バッファロー

各種メディアで取り上げることも多く、価格コムランキングで上位に製品が表示されることもあるADATAなどがJBRC非加盟の企業です。バッテリーが膨張したり破損していてリサイクルショップへの持ち込みなども断られる、自治体がモバイルバッテリーの回収を行っていない場合、問い合わせをする必要があります。

Amazonや楽天のような無法地帯ECモールで販売されているノーブランド製品、無名なメーカーは当然JBRCに非加盟で、まともな問い合わせ窓口すら持たないことが多いので、安いから、セールだからといって安易に購入することはお勧めしません。

6.キャリアショップに持ち込む

店舗によりますが携帯電話だけでなくモバイルバッテリーなどのリチウムイオンバッテリー搭載製品の回収までやってくれるキャリアショップもあります。すべての店舗で行っているサービスではないので、これも確認が必要です。

cheero CHE-073の場合

CHE-073

購入時期が古いのでPSEマークがありません。

今回僕が廃棄したいのはcheero CHE-073。正確にはCheeroはティ・アール・エイの1部門です。JBRCの加盟企業リストを見るとティ・アール・エイ株式会社の名前があります。外観上膨張などは発生していませんし、最寄りの家電量販店で店員さんに声をかけて回収してもらうことが出来ました。

一方、cheeroは回収対象外となってしまったモバイルバッテリーについて回収方法を検討中としており、方針が明らかとなっていません。もしもJBRCの協力店・自治体で回収を断られるような場合、個別の問い合わせが必要になるでしょう。

参考・関連リンク

小型充電式電池のリサイクル | 一般社団法人JBRC

▼各メーカーのリサイクル・処分法案内

アンカー・ジャパン リサイクル

エレコム 小形二次電池の回収・リサイクルにつきまして

バッファロー 「小形充電式電池」の回収・リサイクルについて

cheero 使用済みモバイルバッテリーの処分方法

HIDISC 不要になったモバイルバッテリーは、どのように処分すればいいですか?