Microsoftは米国時間で11月5日、Windows 11向けの定例外アップデートKB5008295をリリースした。
Insider Beta/Release Previewチャネルでテストされていたものが緊急的に配信される。
2021年10月31日に期限切れとなったMicrosoftのデジタル証明書が原因となり、一部のユーザーで特定のOS内蔵アプリやその一部を開いたり、使用できなくなる。影響を受けるアプリは以下。
- Snipping Tool
- タッチキーボード、音声入力、および絵文字パネル
- 入力システム(IME)のユーザーインターフェース
- 「はじめに」アプリと「ヒント」アプリ
また、Sモードでは[スタート]画面や「設定」アプリが期待通り開かない問題も発生していた。
これらの問題の一部は2021年10月度のプレビュー更新プログラムKB5006746で対処されているが、KB5008295を適用すれば完全に解決される。
▼Windows 11 10月度プレビュー更新プログラム記事
Windows 11にオプションの更新プログラム(KB5006746)│AMD Ryzen プロセッサでパフォーマンスが低下する問題が修正
KB5008295はWindows Update経由で自動的に配信される。Windows Updateを手動で確認することでダウンロードおよびインストールすることも出来る。
KB5008295をインストールすればこれらの問題は解消されるが、OSのビルド番号は変わらない。パッチが適用されているかどうかを確認したい場合は、設定アプリのWindows Updateセクションから更新の履歴へアクセスする必要がある。