ロジクールが、明るい色と丸みを帯びたポップデザインが特徴のキーボード「K730」シリーズとマウス「M370」シリーズを11月18日に発売した。
価格はオープンプライスで、直販オンラインストアの価格はそれぞれ1万1,000円、3,960円。いずれもLogi Bolt USBレシーバー / Bluetooth接続で、本体色はイエロー、パープル、ローズの3色。
同日には、再生ポリエステルを使用し、サステナビリティに配慮したデスクマット「MP20」シリーズおよびマウスパッド「MP10」シリーズも発売される。Amazonを確認すると、マウス+キーボード [Amazon]およびマウス+キーボード+デスクマット [Amazon]のセット販売も行われていた。
Logi Bolt(ロジボルト)採用のマウス / キーボード
M370はマウストップに絵文字メニューキーを搭載していて、即座に絵文字を入力可能な静音マウス。解像度は1,000~4,000CPI。本体サイズ104.8×59.4×35.2mm(同)、重量82g。
K730はタイプライターのような丸みを帯びたキー形状の日本語85キーキーボード。スイッチはメカニカルで、キーボード右側に4個の絵文字ショートカットキーを備える。本体サイズ321.2×138.47×35.4mm(幅×奥行き×高さ)、重量779g。
両製品とも、Bluetooth Low Energyをベースにした次世代のロジクール独自通信プロトコルLogi Boltを採用し、レシーバーを同梱する。現行のUnifyingと同じサイズの小型USB Type-Aレシーバーは、対応する最大6台のデバイスに接続できる。Logi Bolt対応製品は、Unifyingなどの他のロジクールUSBレシーバーとはペアリングできない。
Logi BoltはUnifyingよりセキュリティ性を高め、Bluetoothや、従来型のUSBレシーバーといった一般的な無線プロトコルと比べて、多くのケースで平均遅延を最大1/8に抑えたとしている。
Unifyingはフェードアウトへ
当初、Logi Boltはビジネス向けと銘打たれた製品としてセキュリティ性能を謳って登場し、セキュリティを重要視する一部の企業向けのソリューションかと思っていたのだが、これも11月11日に発売されたばかりのMX KEYS MINIの発表会で、Unyfingはフェードアウトし、標準的な接続方法をBluetoothに切り替えより高い接続性やセキュリティを望むユーザーには、Logi Boltへ移行させるという意向が示されている。
いつ切り替えるのか、現行製品の互換となる製品がきちんと登場するのか、それが問題だ
今はまだ大半のユーザーがUnifying デバイスを使用しているだろうが、マウスやキーボードといったHID デバイスは稼働部位のある寿命製品だ。最近はリチウムイオン充電池という寿命部品を搭載するものも多い。酷使された製品は数年もしない内に壊れ、予備がなければ新しい製品への買い替えを検討する必要が出てくるだろうが、ロジクールの多彩な製品ラインナップをフルカバー出来る新製品がどの程度のスパンで出るかはちょっと未知の話だ。モノによっては新製品の登場がなく、ディスコンということにもなりかねない。切り替えのタイミングによってはマウスは現行製品の代替となるLogi Bolt製品があるけど、キーボードにはないとか、逆のことも起こるかもしれない。当面のあいだ、製品購入の検討は慎重に行う必要がある。