Microsoftが米国時間で11月22日、Windows 11 オリジナルリリースに対して2021年11月度のプレビュー版更新プログラムをリリースした。
セキュリティ関係の修正を含まないオプションの更新プログラムで、月例更新に先駆けテスト配信されるものなので、必要がなければ適用する必要はない。
重要
12月のプレビューパッチは年末進行のため、ありません。
KB5007262のハイライト
- 入力方式エディター(IME)の使用中にテキストをコピーして貼り付けると、InternetExplorerが機能しなくなる問題の修正
- 通知領域にiFLY簡体字中国語IMEアイコンの誤った背景が表示される問題の修正
- ファイルエクスプローラーとデスクトップショートカットメニューの表示を妨げる問題の修正。この問題は、シングルクリックを使用してアイテムを開くことを選択した場合によく発生するとのこと。
- タスクバーアイコンのアニメーションパフォーマンスを改善
- Bluetooth オーディオデバイスに影響するボリュームコントロールの問題を修正
- ファイルエクスプローラーのウィンドウを閉じた後、ファイルエクスプローラーが機能しなくなる問題の修正
- 一部の動画で誤ったクローズドキャプションの影が表示される問題の修正
- セルビア語(ラテン)のWindows 表示言語をデバイスから自動的に削除する問題の修正
- タスクバーアイコンにカーソルを合わせるとちらつきが発生する問題の修正。この問題は、ハイコントラストのテーマを適用した場合に発生するとのこと
- 特定の条件下で、タスクビュー、Alt-Tab、またはスナップアシストを使用したときにキーボードフォーカスの長方形が表示されない問題の修正
- ヘッドセットを装着したときにWindowsMixedRealityが起動する可能性がある問題の修正。この問題は、「ヘッドセットのプレゼンスセンサーが装着していることを検出したときにMixed RealityPortalを開始する」オプションをオフにした場合でも発生します。
- プラグを差し込んだ後、デバイスがプリンターを検出しないと報告する可能性のある問題の修正
- デバイスのオーディオが一時的に失われる可能性のある問題の修正
- 一部の可変フォントが正しく表示されない問題の修正
- Meiryo UIフォントやその他の縦書きフォントを使用すると、文字が間違った角度で表示される問題の修正
- 特定のアプリが入力への応答を停止する原因となる問題を修正。この問題はタッチパッドを備えたデバイスで発生するとのこと
- Windowsの機能更新後、最初の1時間はフォーカスアシストを自動的にオンにするかどうかを選択するオプションを追加
- XboxOneおよびXboxSeries Audio周辺機器に影響し、空間オーディオで使用するときに発生するオーディオの歪みの問題を修正
Windows絵文字のいくつかの更新。
- すべての絵文字をSegoeUI絵文字フォントからFluent2D絵文字スタイルに刷新
- 代替テキスト
- 絵文字13.1のサポート
- 絵文字辞書を更新
- サポートされているすべての言語で絵文字13.1を検索する機能を追加
- アプリケーションに絵文字を入力できるように、絵文字などのパネルを更新
「Intel SST」サウンドドライバーの一部で非互換問題が発生中
プレビューパッチとは別の話になるが、Microsoftは11月15日(米国時間)、「Intel Smart Sound Technology (Intel SST)」ドライバーとWindows 11の間に非互換性の問題が発見されたことを明らかにしている。特定のドライバーバージョンでブルースクリーンエラーが発生する場合がある。
ファイル名がIntcAudioBus.sys、バージョンがv10.29.0.5152以前またはv10.30.0.5152以前となっているものが該当のドライバとのこと。デバイスマネージャのシステムデバイスツリーに「Intel Smart Sound Technology(Intel SST) Audio Controller」という名前で存在する。
該当するWindows 10 デバイスにはセーフガードが適用されていて、Windows 11へのアップグレードは一時的に停止されている。もしもメディア作成ツールを使用して手動アップグレードをしてしまっている場合、Windows 10に戻すかデバイスベンダーに問い合わせて適合するドライバをインストールする必要がある。