12月2日、ゲオストアがゲオ限定「アクティブノイズキャンセリング完全ワイヤレスイヤホン」 (GRFD-TWS HT03)を発表した。(以下、HT03)
12月2日よりゲオの公式ECサイト「ゲオオンラインストア」にて、12月3日より全国のゲオショップ957店舗にて順次販売を開始する。
HT03は、左右分離のカナル型完全ワイヤレスBluetoothイヤホン。価格は税込4,378円。周囲からの騒音を低減するアクティブノイズキャンセリング(ANC)機能を搭載しており、より静かな環境で音声を楽しめるとしている。
ベースモデルはQCY HT03
過去の記事でも触れたことがあったが、ゲオの完全ワイヤレスイヤホン製品は公式ニュースリリースで触れられている通り、QCYというところの製品をゲオ専売で流通に乗せた商品だ。
QCYは中国の東莞市ヘレエレクトロニクス株式会社(Dongguan Hele Electronics Co., Ltd)のPC・モバイルアクセサリ・オーディオなどを取り扱うブランド。
GRFD-SWE500HT01(HT01)との比較
既に販売されているHT01もアンダー5000で同じような価格帯だが、双方ともに左右同時伝送、低遅延モード、フィードフォワード / フィードバックハイブリッドのアクティブノイズキャンセリングに対応、対応コーデックはSBC / AACとほとんど似たようなスペックだ。
HT01がBluetoothバージョン5.0、バッテリーケースへのQiによるワイヤレス充電に対応するのに対し、HT03の方はBluetoothバージョン5.1になっているが、Qiによるワイヤレス充電がオミットされてしまっているようだ。
Bluetooth 5.0から5.1への変更点としては、ディレクション・ファインディングやアドバタイジング時にスキャンするチャネルを変更することでパケットの衝突を避ける機能などが追加されているものの、いわゆるオーディオ再生においては基本的に関係のない機能だ。数字が上がっているので強くなっていると思うかもしれないが、基本的には変わらないものだ。
外観はいわゆる偽AirPods Pro風になって変わっているものの、Qiに対応しなくなったために単純に数百円安くなったものだと考えていい。Qiとかいらないし安いANC対応完全ワイヤレスイヤホンが欲しい、という人ならこっちを買ったほうがいいだろう。