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要チェック!音良し、ビジュアル良し、ノイキャン良しの完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS H3」

ユニークな調整機構を搭載する意欲作。SOUNDPEATS「Breezy」レビュー

パッケージ

SOUNDPEATS Breezyは国内最大級のオーディオビジュアルアワード「VGP2024 SUMMER」(Bluetoothフロート型イヤホン/左右独立型(1万円未満))で金賞、企画賞を受賞している。

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近年、耳を塞がないオープンイヤー型のワイヤレスイヤホンが様々なメーカーから発売されている。AnkerもAVIOTも7月に新製品を発売し、EarFunもIFA2024で「OpenJump」なる新製品を発表。海外で11月に発売を予定している。

雨後の筍よろしい新製品群の中には、OEM/ODM元に提案されたものにロゴだけ載せたんだろう、みたいな物もあるしきちんと力を入れて開発してきたんだな、というのが分かるものも存在する。

今回、発売前のサンプルをお借りした「SOUNDPEATS Breezy」もそんなオープンイヤー型ワイヤレスイヤホンのひとつ。9月頭にサンプルをお借りしてから発売月の10月まで試用してみたので、製品仕様や試聴インプレッションなどを紹介する。製品やアプリの感想はあくまで発売前のサンプルの状態であり、製品版とは異なる可能性があることをお断りしておく。

Soundpeats Breezy 本体

調整可能なノズルがユニーク。より最適化されたサウンドを追求

以前に同メーカーのGo Free2もレビューしたことがあるのだが、Breezyの実機を手に取ってみるとまずは質感の違いに気付く。

Go Free2ではケース表面がラバーコートされていたが、Breezyではプラスチックが剥き出しになった。代わりにメーカーのロゴである「S」の字が大きくテクスチャー加工で刻印されている。手触り的には安っぽくなったが、ラバーコーティングより摩耗に強そうなので、良し悪しを断じるのは難しい。

バッテリーケース

ケースを開いてイヤホン本体を見れば、フック部分が重なって収納されるようになり、そのぶんGo Free2よりコンパクトで総重量も実測63gと軽量になっている。

バッテリーケース開口

一見するとシンプルな外観だが、最もユニークなポイントは調整可能なノズル部分にある。フックとノズルが接合されておらず、ノズルの角度を自由に調整することが可能だ。

ノズルの調整

わざわざ手に取って撮影しているが、実際に装着しながらノズルを動かすほうがスムーズです。

実際に装着してノズルを調整してみると、純粋に音の出てくる位置が変わることの効果は瞭然だ。自分の耳にきちんと合った位置、スイートスポットであれば音圧がぐっと増すし、全然合っていない位置では当然聴けたものではない音となる。フックと合わせ、装着位置の調整次第で耳にかけている負担も変わりもする。

アプリに若干のこなれてなさ

iOS/Android向けのコンパニオンアプリは「PeatsAudio」が提供されており、イコライザーの調整、タッチコントロールの有効/無効の切り替え、タッチコントロールの操作割当の変更、ノーマルモード/ゲームモード/ムービーモードの切り替えなどが行える。

ちょっと珍しい機能として音声ガイダンスの言語が切り替えられる。音声ガイダンスのボリュームも調整可能で、低価格帯のフルワイヤレスイヤホンでありがちだった爆音音声ガイダンスに悩まされることがないのはよいことだ。

PeatsAudio スクリーンショット

「タッチコントロールを」は有効化でタッチコントロールが無効になる。アプリの言語設定は英語に切り替えてしまったほうが素直に使いやすいかもしれない。

コンパニオンアプリで求められる機能は一通り揃っていて、試用する範囲で接続性の問題はなかったが、Google Pixel Tabletでアプリを起動すると初回起動時のガイドが歪んで表示された。アスペクト比が一般的でない環境で表示が上手くいかない場合があるようだ。

アプリストアでダークモードの利用時に文字潰れが発生するとのレビューも見かけたが、こちらは再現性が確認できなかった。試用期間中にもアプリのアップデートが何回か降ってきたようなので、既に修正された問題なのかもしれない。今後もアップデートでの改善に期待したい。

PeatsAudio スクリーンショット

最近はタブレットだけでなくフォルダブルスマートフォンも存在する。アプリ対応は頑張って欲しいところ。

試聴インプレッション

対応コーデックはSBC/AAC。AACには対応していないWindows 10を除けばほとんどのクライアントOSでAACでの接続となるはずだ。試聴もAACで行っている。デフォルトではダイナミック EQが有効になっていたので、ダイナミック EQを有効にしたまま試聴した。

高音はシャープでシャリついており、オープンイヤーの性質上、低音は抜け感があり、ドンシャリというには控えめ。とはいえ、いわゆる骨伝導タイプやイヤーカフタイプよりはきちんと音圧を稼げていて、低音を楽しめるのでスカキンというのもどうかと思われる。

ヘッドトラッキングには非対応だが、サウンドステージは広めなので空間オーディオで映像視聴というのも楽しいかもしれない。本体側でデコードしてくれる空間オーディオ対応のデバイスは必要となるが。

真面目に作っていそうなところが好き

先に述べた通り、オープンイヤー型のワイヤレスイヤホンは大量の新製品が発表されているジャンルだが、ノズルの調整が可能な類似の製品は後発かつ圧倒的に高額のAnker Soundcore AeroFit 2のみ。Bluetoothのデバイス情報サービスから確認するに、OEMベンダーはLayon international Electronic & Telecom Co.,Ltdのようだが、同様の機構を搭載したベースモデルは提供していないようだ。たぶん、SoundPeatsが設計を提供した上での「一番乗り」なのだろう。

公式プレスリリースの初報段階では、8月発売を目指すとしていたものが実際には10月にずれ込んでおり、製品開発や製造の苦労が偲ばれる。

通常価格は6,680円と、単純にとにかく安価な製品を探している場合にはもっと安価なものも手に入らないわけではないが、きちんと製品開発に手間をかけているオーディオメーカーを応援したい人、新しいものが好きだという人には是非お勧めしたい。

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(追記)反響多数につき、クーポンコードの利用期限が延期になったそうです!新しい利用期限は2024年11月10日(日) 23:59まで!(追記ここまで)

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