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Google Pixel 5a (5G) 実機インプレッション・レビュー

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Google ストアで購入したPixel 5a (5G)の実機が届きました。購入時の到着予定日が28-29日だったので、26日に正式発売後発送なのかなと思いましたが、実際には25日に発送されました。到着予定日は27-28日でしたが、実際には26日の午前中に自宅まで届きました。なお、下取りプログラム用梱包キットはまだ届かず。

Pixel 5a 開封の儀

エアクッション
ダンボール内容物
化粧箱と初期設定ガイド

梱包のダンボール箱を開けるとエアクッションでパンパン。内容物はPixel 5aの化粧箱と初期設定ガイド。

化粧箱外観
化粧箱を開封
化粧箱の内容物
SIMピントレーからセットアップガイド
簡易セットアップガイドと安全・保証・規制に対する説明書
簡易セットアップガイドの日本語表記
SIMピンのトレーに簡易セットアップガイドと安全・保証・規制に対する説明書が入っている。

化粧箱内にはスマートフォン本体の他、説明書、純正USB-C充電器とデータ移行にも使えるC to Cのケーブル、Micro-BのAndroid端末やiPhoneからデータを移行するためのクイックスイッチアダプター、SIMピンが同梱されている。旧機種であったGoogleステッカーはなし。

フィルム貼り付けの儀

ミヤビックスの保護フィルムとSpigenのケース

事前にミヤビックスの防指紋・アンチグレアフィルムSpigenのラギッド・アーマーをAmazonで購入している。位置合わせを慎重に行ったあと、保護フィルムに付属していたレンズクリーナーで表面の油脂を拭う。位置ずれしないように慎重に貼り付けたあと、ほこりの混入を確認。ちょっとずれちゃっているが、どうやらめちゃくちゃ目立つほこりはなさそうだ。ほっ…。

外観・デザイン

本体正面
電源・ボリュームボタン
本体上部イヤホンジャック
本体下部USB-Cポート

どうせみんなケース着けるだろうから正直どうでもいいんじゃないかなと思うのですが、本体はカラバリ展開なしのMostly Black1色のみ。アルミフレームを採用しているとのことで、手に持つと何となくざらざらしていた。なかなか高級感があると言って良いと思う。
ディスプレイは6.34インチOLED(有機EL)、購入直後の段階ではピーク輝度もそれなりに高く、よほど明るい場所でなければ見やすい。

アウトカメラ・指紋センサー

アウトカメラが12.2MPのメインカメラと16MPの超広角カメラの2眼構成。指紋センサーは相変わらず背面で、これは好みが別れるというか、否定的な人がけっこう多いと思う。

インカメラ

インカメラは8MPカメラ。FOVは83度。

あと、通知ランプが相変わらず存在しないのでそこも嫌な人いると思う。

スペック・仕様

本体サイズは156.2×73.2×8.8mm。キッチンにあったはかりで測ったら裸での重さは177gだった。

チップセットはSnapdragon 765G、メモリーはLPDDR4X 6GB、ストレージはUFS2.1 128GB。バッテリー容量は4680mAh。防水防塵等級はIP67なので、完全防塵・30分間の水没に耐えられる防水性能となる。ただし、防水等級は真水・常温で防水テストが行われているので過信は禁物。

一部のメディアのスペックシートでCorning Gorilla Glass 6という表記を見かけることがあったが、公式サイトに記述されている通りGorilla Glass 3だと思われる。Gorilla Glass 3はシリーズで一番硬く、ひっかきに強い一方で粘り気や柔軟性がなく、割れやすい(最近のゴリラガラスと比較して)とされている。保護フィルムは貼ったほうがいいかもしれない。

カメラ(9/8:追記)

作例1
作例2
作例3
作例4

天気が悪かったり、コロナ禍もあって外出を控えているのであまり写真は撮れていないのだけど、(ちゃんと撮れれば)ポートレートがかなり綺麗にボケるので写真を撮るのがかなり楽しくなる機種ですね。

(この項目の)掲載写真はリサイズと、すごく弱いアンシャープをかけた以外弄っていません。また、環境光以外の光源は使用していません。Pixel 5a (5G)以外の器具も使用していません。

植物は曇りの日に撮ったので光量が少ないのですが、その割に発色良く撮れてると思います。Pixel 3aを使っていた時、ドロイド君の鮮やかな黄緑で階調が潰れることが多かったのですが、綺麗に撮れるようになったなと思います。(追記ここまで)

他機種との比較

最近人気があって、ミッドレンジ~ミドルハイくらいのAndroid スマートフォンと比較するならばAQUOS Sense 4や5G、OPPO Reno5 AやMi 11 Lite 5Gなどがライバルとなるだろうか。もうちょっと予算を積めるならフラグシップSoCを搭載し、圧倒的に性能が上のZenFone 8を買うことも出来る。

価格の面では他機種に大きく優位があり、また販路が限られ、ソフトバンクが大きく割増した端末価格を打ち出しているためにMNPなどを活用して安価に購入することが出来ないこと、Pixelシリーズでは伝統的にmicroSDカードに非対応なので、その辺りを重視する人は他機種を購入したほうがいいだろう。

旧Pixel スマートフォンからの乗り換えを検討しているのならば、僕のようにPixel 3aを使用している人以外にはあまり魅力的な機種ではないと思う。

Pixel 3および3 XLのソフトウェアアップデート最低保証期限は2021年10月に切れるのだが、搭載チップセットのSnapdragon 845からSnapdragon 765は部分的にダウングレードする。発売を控えているPixel 6の詳細な情報が出てから購入検討をしても遅くはないだろう。

Pixel4aや4a(5G)、5を今から購入するのとでの比較は、これらの機種はそう遠くない内に終売となっていくと思われるので在庫の投げ売り処分をしていればそれらの機種を買っても良いだろうが、そうでもなければ今更5や4a(5G)を買うこともないだろう。

所感

Pixel aシリーズはミッドレンジあるいはミドルハイくらいの位置付けのラインナップだが、ソフトウェアアップデートの最低保証期限がきちんと明示され、カメラ機能に定評があり、ヘビーな3Dゲームを遊ばないなら必要十分な処理性能を備えた多くの人にお勧め出来るシリーズだった。

今回は防水防塵仕様も強化され、大きくバッテリー容量が増えたのでより無難というか、安心して人に勧められる端末になったなという印象を受ける。

価格が5万1700円(税込み)と同じようなチップセット構成のサードパーティベンダよりやや高いのと、販路がGoogle ストアとソフトバンクに限定されるのが残念だが、基本的には万人にお勧め出来るスマートフォンのひとつなので、機種変更の折にはぜひ選択肢の1つとして考えてみて欲しい。一応、過去にGoogle ストアではバレンタインセール(2月)や新生活セール(4月)、サマーキャンペーン(7月)などでPixelスマートフォンの割引やストアクレジットのプレゼントなどの施策をやっていたことがある。

個人的な感想を言うなら、Pixel 3aで不満だった指紋認証の精度が大きく改善しており、大満足である。OLEDもだいぶ明るくなり、やはりバッテリーの持ちもかなり良くなった。

初期状態でGoogle Play システムアップデートのパッチレベルが2021-1-1で、赤い警告色で表示されている。不安に思われる人がいるかもしれないが、Google Play システムアップデートは毎月のセキュリティアップデートの一部を分割してGoogleが直接配信するものなので、心配する必要はない。2021-6-1へのアップデートが配信されていることも確認している。

参考・関連リンク

Google Pixel 5a (5G) - Google ストア

Google Pixel 5a (5G) | スマートフォン・携帯電話 | ソフトバンク

Google Pixel スマートフォンと Nexus デバイスで Android アップデートが提供されるタイミング - Pixel Phone ヘルプ

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