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Windows PCはどのぐらいで買い換えればいいの?│未知なるWindows 12を夢に求めて

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アイキャッチ
1度あったからといって2度目があるかはわからないが、11回続いたならば12回目も覚悟するべきだ。

Windows11の正式発表から一週間以上経ち、ちょっとだけ下限となる条件が緩和されたりしましたがだいたいどういうハードウェア要件が必要となって足切りが行われるのかはっきりしてきました。互換性チェックプログラムの公開が差し止められたり、いまだ混乱している状況もありますが。

Windows11では、よりセキュアな環境を実現するための機能を提供するハードウェア / ソフトウェアが実装されていないレガシーな環境が足切りされた形ですが、サイバー犯罪の対策というのはいたちごっこが常ですから、こういった状況はWindows11発売後もいつかは起こりうるでしょう。

そうなったときはやっぱり今回のようにWindows12へとナンバリングを進めて、当面は旧環境をサポートするけどなるべく早くモダンなデバイスへの買い替えを考えてね、というコマーシャルを打つことになると思われます。

ユーザーはデバイスの買い替えを迫られるわけですが、パソコンの買い替えというのは決して簡単な決断ではないですよね。使えるのに買い替えるのはもったいないのもわかります。Skylakeからこっち、プロセッサが全然進化してないじゃないか、なんて言う人もいますけど、ストレージI/Oとかの足回りも進化してますしぼちぼちDDR5への切り替えも進んでいくだろうからそろそろ買い替えてもいいんじゃないでしょうか。世の中にはちょっとこっちがびっくりするくらい古い環境を後生大事に使い続ける人もいますけど…。

これから先のWindows ライフサイクルやプロセッサのサポート状況がどうなるかは今の僕には理解できないですけど、古いパソコンというのは生産性の低下や結果的なコスト増に繋がります。

だいぶ古い話ですが、2018年にWindows7のサポート終了を前にしたMicrosoftがWindows10への移行を訴えた内容によると、購入から3年内のPCは故障率が徐々に上がっていくのに対して、4年を迎えると急激に故障率が増加し、3年経過したPCから3.4倍の67%という修理率になっているらしいです。購入から4年以上経過したPCは、故障率が高いだけでなく故障の内容も深刻なものになりがちで、メモリ破損によるアプリのクラッシュや、ストレージの寿命でデータを損失するような故障も出てきて、4年未満のPCと比べて1.5倍の修理 / メンテナンスコストを必要とするとのこと。

news.microsoft.com

メモリやストレージは比較的交換用部品が手に入りやすく交換もしやすいので、僕も自分で交換修理することがちょくちょくあります。肌感としても経年での故障率の増加はそんなもんだろうという感じです。

最近の薄くて軽いモバイルノートはメンテナンス性が落ちているので、裏蓋開いてアクセスするのが大変だったり、基板上にメモリが直付けされていて交換が出来ない仕様になっていることもそれなりにあります。個人的に一番交換が面倒だったのが液晶ディスプレイで、2回だけ自力で交換部品を手に入れて交換したことがありますけどもうやりたくないかな…って感じ。最悪なのはノートパソコンのメモリやストレージをまるっと入れ替えてCPUのグリスも塗り替えて「これでまだまだ使えるぜ!」と喜んでたらディスプレイや基盤が逝って、交換部品が手に入らないとか、どうしても割高になってしまうパターン。

個人的には4年も使ったパソコンはそろそろ卒業させてあげてもいいんじゃないかなと思います。ただ、今回Windows11が単純に発表されたわけでなく、事実上今後のアップグレードの方向性が示され、当初Microsoftが語ったWindows10が最後のWindows(Windows10のサポートは事実上恒久的に続く)という言葉は取り消されました。(まぁ、このまま開発が継続されてサポート期間が延長される可能性もありますけど)

今後もOSアップグレードに合わせてパソコンを買い替える必要が出てくる可能性は高いんですが、そうなると「新しいWindowsに対応しているパソコン」と「新しいWindowsに対応していないパソコン」で中古価格の相場が変わってくるんじゃないかなぁと考えています。パソコンを売り買いして入れ替えをするタイミングによって大きく得をする、損をするような可能性があるのでそれなりに頻繁にパソコンを買い替える場合は注意が必要になるでしょう。古いパソコンを大事に使っている場合は売値も大したことにはならないので気にする必要はあんまりなさそうですが。

個人的な願望を言うのなら、ナンバリングをとっぱらった「Windows」を提供するようにした上で、Chromebookのように最初から製品のひとつひとつに最新のセキュリティアップデートを提供する期限を設定して欲しかったところです。

それをやると自作PCとかが犠牲になるし、今更販売パートナーやOEMベンダーの協力を得られないから無理なんでしょうけど。

参考・関連リンク

Windows 10 Home and Pro | Microsoft Docs

モダン ライフサイクル ポリシー | Microsoft Docs

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