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Windows10 21H1がやって…こない(9/3:書き直し)

アイキャッチ

※Windows 11正式発表前に書かれたもので記事の内容が古い割にページへの流入があるため、全体的に内容を書き直しました。

1年に2回あるWindows 10の大型アップデート 21H1の配信が米国時間で5月18日にスタートし、既に数か月が過ぎている。

Windows Update経由の更新が提供されていないパソコンはまだ多い

2021/9月初頭の現在、Windows 10 バージョン21H1は2004 / 20H2環境のWindows 10デバイスを対象に、Windows Updateの「更新プログラムのチェック」ボタンを手動でクリックしたユーザーを対象に配信されている。

6月2日から、2004のユーザーの一部で限定的に自動更新が開始されていて、放っておいても自動でアップデートが適用されることになる。仮に自動更新の対象になっても、アップデートの適用と再起動のタイミングはユーザー側でコントロールできる。21H1へのアップデートが案内されていても、前述の自動更新の対象になっていなければ、自分から「ダウンロードしてインストール」を押さなければアップデートされることはない。

とはいえ、21H1はOSコア部分の変更が2004および20H2と共通する、機能開放だけのアップデートで既知の不具合は少ない。あまり心配せずアップデートしてしまって良いと思う。

追記:その後、既知の不具合は全て解消されています。

21H1は法人向けのリモート/ハイブリッドワーク機能を開放するアップデート

デバイス管理のパフォーマンス向上

Windows Management Instrumentation (WMI) グループ ポリシー サービス (GPSVC) で、リモート作業シナリオをサポートするパフォーマンスが向上しました。
法人向けの改善で一般ユーザーには関係ないでしょう。

Windows Defender Application Guardのパフォーマンス改善

法人向けセキュリティ機能のバグフィックスとパフォーマンス改善。信頼できないWebサイトをサンドボックス(外部へのアクセスが制限された保護された領域)で確認することが出来ます。

もしサイトに悪意ある細工が施されていても、被害を受けるのはサンドボックスの中だけなので影響を抑えることが出来ます。これも法人向けの改善で大多数の一般ユーザーには関係ないです。

顔認証のマルチカメラサポート

21H1で複数のカメラを備えた環境へのサポートが追加されました。内蔵と外付けで顔認証に対応したカメラを備える場合、デフォルトを外部カメラに設定出来るようになった、ということで、ようするに最初から顔認証に対応するカメラを備えたノートPCなどで、ビデオチャットなどで使用するためにより高品質のカメラを増設したとか、クラムシェルモードで外部モニタに接続してデスクトップPCのように使っているときにカメラを増設して顔認証が使えるとか、そういう限定的な環境ではありがたい機能開放。

一般的な修正

全部書いてるときりがないので気になる人はMicrosoftのページを見ましょう。
日本語IME周りの不具合がいくつか修正されているのがたくさんの人に関係ありそうななのと、ディスプレイ周りの不具合の修正があるので現行の環境に問題を抱えている場合は早期の導入を検討してもいいでしょう。

Windows Updateをチェックしても配信されない端末がある理由

基本的に、Windows Update経由での大型アップデートの配信タイミングを判断するのはパソコンを売っているメーカーで、Windows Update経由で配布がされていない場合は検証作業や適応するドライバの提供がまだ終わっていないからである可能性が高い。メーカー製のパソコンを使っているなら、Windows Update経由でアップデートが配布されるのを待っていれば良い。

Windows 10の大型アップデートはそれぞれのバージョンごとに18ヶ月間セキュリティアップデートの配信が行われる。セキュリティアップデートの配信が終わる場合は、Microsoftによって半ば強制的に大型アップデートが適用される。

Windows 10のダウンロード」サイト上でダウンロードすることが出来る更新アシスタントを使えば、Windows Update経由でアップデートの配信がされていない端末でも大型アップデートを適用することは出来る。しかし、一般のユーザーはそこまでする必要はないと思う。

Windows 11へのアップグレードはトラブルを覚悟しておいた方が良い

Windows 10 2004/20H2/21H2においては、OSコア部分が共通の小規模なアップデートに留まるためにWindows Updateに注意を払う必要性は少なかった。

しかし、今後来るWindows 11に関してはアップデートについて十分に警戒したほうが良い。久方ぶりの大規模な刷新に伴う「アップグレードインストール」が行われ、更新プログラムは数GB以上に及ぶ巨大なものになることは確実だ。更新の適用には数時間単位で時間がかかることは言うまでもなく、一部の設定はリセットされることになる。
当然、大幅な刷新に伴いトラブルも飛躍的に増えることが予想される。

Windows 11 アップグレード配信タイミング

MicrosoftはWindows 11を10月5日にリリースするとしており、既存の対応デバイスの無償アップグレードも同日から始まるとしている。

Windows Update経由でWindows 11へのアップグレードを提供するとしているが、更新を安全に進めるために段階的に提供を進める。基本的には、ユーザーの手元にすでに存在するWindows 10搭載パソコンにWindows Update経由でのアップグレードが提供されはじめるのは来年(2022年)になってからのことになるだろうと予測されている。

Windows 10 21H2の配信タイミング

Windows 11は主にセキュリティ周りの要求仕様が厳しく、割と最近のパソコン以外はアップグレードに対応していない。

そこで、Windows 10を当面の間利用し続けるユーザーに向けた機能追加アップデートとして21H1の提供が2021年の後半に予定されている。2004以降を導入している環境においては導入を迅速に行えるとしており、OSコア部分は2004/20H2/21H1と共通すると見られている。

21H2の主な新要素として以下が紹介されている。

  • Wi-Fi(無線LAN)のセキュリティとしてWPA3 H2E(Hash-to-Element)をサポート(対応する無線LANアダプターとデバイスドライバが必要)
  • Windows Hello for Businessを迅速に展開する機能
  • Windows Subsystem for Linux(WSL)とAzure IoT Edge for Linux on Windows(EFLOW)におけるGPU演算をサポート

Microsoftは、Windows 10について2025年の10月14日までサポートが続くとしている。

不具合などでWindows Update経由でのアップデートが行えない可能性

システムで使用しているストレージの容量が足らないとか、使用しているサードパーティ製ドライバに問題があるとか、接続されている外部装置(外付けHDDやUSBハブ、ドッキングステーションなど)が原因となってアップデートを行えない場合がある。

また、ユーザーサイドでSpybot Anti-Beaconのようなサードパーティのアプリを使ってMicrosoftのテレメトリやトラッキングをまるごとブロッキングしていたりすると、正常にWindows Updateが行えない場合がある。通常、推奨範囲のプリセットを利用しているのならば問題は出ないと思われるが。

テレメトリとは

ソフトウェアやアプリケーションがパフォーマンスの改善や品質向上を目的として収集するユーザーの利用状況データのこと。プロセスは自動化されていて、Microsoftやデバイスベンダーのコントロールセンターなどにデータは送信、収集されている。通常、収集されたデータから個人を特定するのは難しいとされているが、最近では個人情報扱いされ、送信の無効化や削除が出来るようにする動きがみられる。

参考・関連リンク

Windows 10 21H1における既知の不具合

Windows 10 アップデートに伴い削除される機能

Windows 10 開発が打ち切られ代替サービスへの移行が推奨される機能

Windows 10 21H2投入の予告

Windows 10の更新に関するトラブルシューティング

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