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Windows10(20H2/21H1/21H2)にKB5013945, Windows 11にKB5013943│Microsoft製品に5月のセキュリティ更新

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Windows ロゴ

Microsoftが5月10日(米国時間)、サポートが継続しているすべてのWindowsに対し月例のセキュリティ更新プログラムをリリースした。ユーザーが手動でアップデートをチェックしなくても、Windows Updateなどを介して自動で提供される。

ナレッジベース番号
Windows 10 バージョン20H2/21H1/21H2:KB5013945
Windows Server 2019:KB5013941
Windows Server 2016:KB5013952
Windows 11(Original Release):KB5013943
Windows Server 2022:KB5013944
Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ:KB5014011
Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ:KB5014001
Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ:KB5014017
Windows Server 2012 セキュリティのみ:KB5014018

Windows 10 バージョン20H2/21H1/21H2

バージョン20H2のHome、Pro、Pro Education、Pro for Workstationsエディション、バージョン1909のEnterprise、Education、IoT Enterpriseエディションのサポートが2022年5月10日のアップデート配信を最後に打ち切られる。
一方でWindows 10 バージョン21H2が4月15日(米国時間)に提供制限を解除され広範な展開へ移行している。まだ20H2を利用している場合は早急により新しいバージョンへ移行すべきだ。

Windows 10 バージョン20H2/21H1/21H2のOSコア部分は共通で、更新プログラムの内容は同一となる。月例のセキュリティ修正に先月の非セキュリティプレビュー(Cパッチ)で提供された修正の内容を含む。

ハイライトとしてはセキュリティ修正のみが案内されている。既知の問題として4月のCパッチ(KB5011831)適用環境でDirect3D 9を使用する一部のアプリで、特定のGPUでアプリがクラッシュするなどの問題を起こすことが報告されている。この問題はKIR(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで対処済み。一般的な環境であれば、24時間以内に自動で修正が適用される。急いでいる場合は再起動を行うと修正がより早く適用される。

Windows 11(Original Release)

月例のセキュリティ修正に先月の非セキュリティプレビュー(Cパッチ)で提供された改善の内容を含む。

ハイライトとして、セキュリティ修正のみが案内されている。また、4月のCパッチ(KB5012643)適用環境で発生し、既知の問題としてアナウンスされていた一部の「.NET Framework 3.5」アプリで問題が発生したり、開けなくなったりする既知の問題、デバイスをセーフモードで起動した場合に画面がちらつく可能性がある既知の問題に対処したことがアナウンスされている。

KB5013943のドキュメントで触れられていないがこちらも、4月のCパッチ(KB5012643)適用環境でDirect3D 9を使用する一部のアプリで、特定のGPUでアプリがクラッシュするなどの問題が起こることが報告されている。この問題はKIR(Known Issue Rollback)と呼ばれるロールバックシステムで対処済み。一般的な環境であれば、24時間以内に自動で修正が適用される。急いでいる場合は再起動を行うと修正がより早く適用される。

(追記)KB5013943リリース時にドキュメント内で解決した、とアナウンスされていたはずの「.NET Framework 3.5」の問題だが、実際には解決しておらずKB5013943のドキュメントから文言がしれっと削除されている。

もし問題が発生した場合、既知の問題の軽減策として案内されている、[Windowsの機能]ダイアログで「.NET Framework 3.5」関連のチェックボックスを一旦オフにして再度オンにする方法が有効のよう。(追記ここまで)

Windows 8.1

セキュリティのみとマンスリー ロールアップの2種類が用意されているが、マンスリー ロールアップの適用が推奨されている。

企業向け有償延長サポートに加入している顧客には、Windows 7とWindows ServerNE 2008/2008 R2向けにも最大で2023年までセキュリティパッチが提供される。

Microsoft Officeなど

Microsoft EdgeはWindows Updateのリリースサイクルとは別に更新がリリースされている。Edge 94からChromeと同様、通常4週ごとにメジャーリリースが行われる。ただし、緊急性の高いセキュリティアップデートや重要な修正に関しては、メジャーリリースとは別に配信されることがある。

メジャーリリースのリリーススケジュールはMicrosoftがドキュメントを公開している。5月は26日週にStableバージョンのリリースが予定されている。

Microsoft Edge リリース スケジュール | Microsoft Docs

Microsoft Edge セキュリティ更新プログラムのリリースノート | Microsoft Docs

Microsoft Officeなどのマイクロソフト製品も脆弱性の修正、信頼性向上の月次アップデートがWindows Update経由で配信されている。これらの製品は、ユーザーがWindowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムも入手するオプションを有効にしていないと配信されない。

Release notes for Microsoft Office security updates - Office release notes | Microsoft Docs

参考・関連リンク

Security Update Guide - Microsoft Security Response Center

Windows 11 known issues and notifications | Microsoft Docs