Microsoftが10月18日(日本時間19日)、Windows 11 バージョン22H2に帯域外アップデートでKB5019509をリリースした。バージョン22H2リリース時に見送られていたタブ機能付きファイルエクスプローラーなどの複数の新機能を追加するもの。
具体的には、
- ファイルエクスプローラーのタブ機能
- コピー時のサジェストアクションの追加
- タスクバーのオーバーフローメニュー
- 新しいシェア機能の追加
が今回の帯域外アップデートで追加され、さらに予定されている標準「フォト」アプリの刷新は10月末に行われるようだ。おそらくはMicrosoft ストア経由で既存のフォトアプリを更新する形で提供されるのだろう。
タスクバー上からタスクマネージャを起動することが出来るようになる機能はWindows 11 21H2にも展開され、Cパッチでのリリースとなるようだ。
Windows 11の新機能はてっきり月例のCパッチ(非セキュリティプレビュー)でリリースされると思いこんでいたのだが、蓋を開けてみると帯域外でのリリースだった。今後もバージョンが限定される新機能の追加を帯域外で行っていく方針なのだとすればIT管理者は注視する必要があるかもしれない。
その他、10月17日(日本時間18日)にはWindows 11 バージョン22H2を除くクライアント、サーバーOSに帯域外アップデートが提供されている。こちらはSSLやTLS通信の不具合の解消を目的としたもののよう。
参考・関連リンク
October 18, 2022—KB5019509 (OS Build 22621.675) Out-of-band
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