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Microsoft製品に12月のセキュリティ更新。Windows 10バージョン21H1のサポート打ち切り、なるべく早くアップデートを

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Windows Updateの更新

Microsoftが12月13日(日本時間14日)、サポートが継続しているすべてのWindowsに対し月例のセキュリティ更新プログラムをリリースした。ユーザーが手動でアップデートをチェックしなくても、Windows Updateなどを介して自動で提供される。

Windows 10およびWindows 11のいずれも先月の非セキュリティプレビュー(Cパッチ)で提供された改善の内容を含む。

なお、今月はホリデーのお休みで月末のCパッチの提供は行われない。

ナレッジベース番号
Windows 11 バージョン22H2:KB5021255
Windows 11 バージョン21H2:KB5021234
Windows 10 バージョン21H1/21H2/22H2:KB5021233
Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ:KB5021294
Windows 8.1 / Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ:KB5021296
Windows Server 2022:KB5021249
Windows Server 2019:KB5021237
Windows Server 2016:KB5021235
Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ:KB5021285
Windows Server 2012 セキュリティのみ:KB5021303

 

Windows 11 バージョン21H1/22H2

月例のセキュリティ修正に先月の非セキュリティプレビュー(Cパッチ)で提供された改善の内容を含む。バージョン22H2では先月のプレビューパッチ(KB5020044)の時点でゲームやアプリでパフォーマンスが低下し動作が不安定となる問題、全角・半角の切り替えで一部のアプリがクラッシュする問題、巨大ファイルのSMBコピーが遅くなる問題などが解消している。

これに伴い、バージョン22H2へのアップグレードを差し止めるセーフガードの措置が解除されているようだ。

ハイライトとしてセキュリティ修正の他、22H2では一部のテーマ設定下でタスクマネージャー上のユーザーインターフェイスの特定の要素が予期しない色で表示される既知の問題に対処したとしている。こちらはKB5020044を適用した環境下で発生していたようだ。

Windows 10 バージョン21H1/21H2/22H2

Windows 10 バージョン21H1のサポートが12月13日で打ち切られました。Windows 10 バージョン21H1を実行しているデバイスをお持ちの場合、サポートが継続しているWindows リリースにアップグレードしてください。

Windows 11においてはセキュリティおよびプレビューの更新プログラムが分離されているが、Windows 10 バージョン 21H1/21H2/22H2のOSコア部分は共通で、更新プログラムの内容は同一となる。こちらも月例のセキュリティ修正に先月の非セキュリティプレビュー(Cパッチ)で提供された修正の内容を含む。

ハイライトとして、[カメラ]アプリが少メモリ環境で応答停止を起こす問題への対処が案内されている。既知の問題への対処のアナウンスはなし。

(追記)KB5021233を適用した一部の環境で「0xc000021a」ブルースクリーンエラーが発生することがあるとのこと。マイクロソフトは現在、解決策を検討中。

この症状が発生する可能性があるのはWindows 10 20H2 - 22H2。Windows 11やサーバーOSへの影響はない。

問題が発生してしまった場合、Windows回復環境(WinRE)を利用する必要がある。「設定」アプリの[更新とセキュリティ] - [回復] - [PCの起動をカスタマイズする]セクションの[今すぐ再起動]ボタンを押し、「WinRE」環境で起動する。[トラブルシューティング] - [詳細オプション]画面へ進む。[コマンド プロンプト]を選択し、必要に応じてデバイスが再起動するのを待つかアカウントの認証を求められる。コマンドプロンプトが起動したら以下のコマンドを実行する。なお、このコマンドはWindowsが「C:¥windows」にインストールされているごく一般的な場合の話。

xcopy C:\windows\system32\drivers\hidparse.sys C:\windows\\system32\hidparse.sys

コマンドが完了したら「exit」と入力して「コマンド プロンプト」を終了させる。[続行]でWindows回復環境を終了。これでWindowsが正常に起動するはず。

(追記ここまで)

Windows 8.1

Windows 8.1 は2023年 1月10日にサポートが終了し、テクニカルサポートとソフトウェアアップデートが提供されなくなります。Windows 8.1を実行しているデバイスをお持ちの場合、サポートが継続しているWindows リリースにアップグレードしてください。

セキュリティのみとマンスリー ロールアップの2種類が用意されているが、マンスリー ロールアップの適用が推奨されている。

企業向け有償延長サポートに加入している顧客には、Windows 7とWindows ServerNE 2008/2008 R2向けにも最大で2023年までセキュリティパッチが提供される。こちらも2023年1月10日までのサポートとなる。

Microsoft Officeなど

Microsoft EdgeはWindows Updateのリリースサイクルとは別に更新がリリースされている。Edge 94からChromeと同様、通常4週ごとにメジャーリリースが行われている。ただし、緊急性の高いセキュリティアップデートや重要な修正に関しては、メジャーリリースとは別に配信されることがある。

メジャーリリースのリリーススケジュールはMicrosoftがドキュメントを公開している。今月は12月5日にStable/Extended Stableバージョンがリリース済み。

Microsoft Officeなどのマイクロソフト製品も脆弱性の修正、信頼性向上の月次アップデートがWindows Update経由で配信されている。これらの製品は、ユーザーがWindowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムも入手するオプションを有効にしていないと配信されない。