Microsoftが2月14日(日本時間15日)、サポートが継続しているすべてのWindowsに対し月例のセキュリティ更新プログラムをリリースした。ユーザーが手動でアップデートをチェックしなくても、Windows Updateなどを介して自動で提供される。
Windows 10およびWindows 11のいずれも先月の非セキュリティプレビュー(Cパッチ)で提供された改善の内容を含む。
Windows 8.1のサポートが1月に終了しているがWindows Server 2012 R2は2023年10月10日まで継続する。
Windows 11 バージョン21H1/22H2
Windows 11 バージョン22H2、バージョン21H2ともにハイライトとして、セキュリティ問題への対処が案内されている。
1月Cリリースで公開された、
- マウスとキーボードを同時に使用すると、アプリケーションが応答しなくなる問題への対処
- ファイルの内容に基づいてファイルを検索できないという問題への対処
などが含まれる。
新規の既知の問題、改善した既知の問題のアナウンスはともに無い。
Windows 10 バージョン21H2/22H2
Windows 11においてはセキュリティおよびプレビューの更新プログラムが分離されているが、Windows 10 バージョン 21H2/22H2のOSコア部分は共通で、更新プログラムの内容は同一となる。
ハイライトとしてはセキュリティ問題への対処のみが案内されている。特定のIoTデバイスで音声出力が失われる問題への対処がアナウンスされている。
Microsoft Officeなど
Microsoft EdgeはWindows Updateのリリースサイクルとは別に更新がリリースされている。Edge 94からChromeと同様、通常4週ごとにメジャーリリースが行われている。ただし、緊急性の高いセキュリティアップデートや重要な修正に関しては、メジャーリリースとは別に配信されることがある。
Microsoft Officeなどのマイクロソフト製品も脆弱性の修正、信頼性向上の月次アップデートがWindows Update経由で配信されている。これらの製品は、ユーザーがWindowsの更新時に他のMicrosoft製品の更新プログラムも入手するオプションを有効にしていないと配信されない。