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より確実にお買い得な商品を買うため、知っておきたい「値下げの理由」

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値下げの理由

毎月恒例となっているAmazonのタイムセール祭りや楽天の買い祭りのために、欲しいものリストに突っ込んでおいた商品がガクンと安くなることがある。大喜びで飛びつきたくところだが、数量限定とかでないのならば一呼吸置いて考えてみてもいい。

値下げにも色々理由はあり、PCやスマートフォン、その周辺機器、家電などは単純に「型遅れ」になると値段が下がっていく。昨今の半導体不足のように需給バランスが崩れたり為替レートの反映で価格が上がることはあるが、基本的には発売時の価格からは下降線を下るものだ。ただ、多くの販売店、とくにAmazon自身の販売や大手家電量販店などの大規模セールなど以外でも一斉に値下げが行われた場合は注意が必要となる。メーカー側からなんらかの補填が行われ、価格の引き下げ指示が行われた可能性が高い。

なんでそれで警戒が必要なのかと言うと、わざわざそうした値下げが行われる背景には回収するほど深刻ではないけど製品に問題があることをメーカーが認識しているとか、モデルチェンジが控えていて後継の製品と比較するとどう考えても見劣りして、それを発表してしまうと現行製品はもう売れないような場合が多いからだ。こういった場合、販売店だけでなくメーカーの在庫も全部吐き出すために値引きがされることがある。後継製品が出たあとも納得できるのならそれでいいのだが、「やっぱりこっちのほうが良かったかな」と思うのが人間ってもんである。

逆にある程度安心して買えるのが、特定の販路だけで大幅な値引きが行われている場合と時間や数量を限定で特価セールが行われているケースだ。これは販売店が客寄せのために自腹を切っているとか、メーカーと交渉して安売りの権利を得ている可能性が高い。

そんなわけなので、買い物をするときには複数のサイトをまとめて比較できる価格比較サイトをきちんと確認することをおすすめする。Amazon上で買い物をする場合はkeepaを頼りがちだが、AmazonにはAmazon自身が販売しているものと、マーケットプレイスの出品者が販売しているものがあり、マーケットプレイスの出品者がどの程度の販売規模を持っているセラーなのかにも注意を払う必要がある。

また、Amazon販売・発送の商品の中にはAIが値付けを行っているものがあり、これは単純に販売実績がよくなかったり在庫がだぶつくと価格を猛烈に下げていって、いざ売れるとぐっと上げるという割と頭の悪い挙動を取っていることがある。すぐに手を出さないといきなり値段が跳ね上がりがちなために購入判断がとても難しい。

EC時代の買い物というのもなかなか大変だ。