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Xiaomi Redmi Buds 3 Pro 実機インプレッション・レビュー

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Amazon タイムセール祭りでシャオミの完全ワイヤレスイヤホン新製品Redmi Buds 3 Proを買いました。色はクリスタルグレー。

並行輸入品が7000円超えるくらいで既に出回っていましたが、国内価格は6990円。10月末のAmazon タイムセール祭り期間中は5%オフクーポンも配布されていました。その内、サイバーマンデーやプライムデーでセール価格になる可能性も高いと思います。

※価格、配布クーポン等は、予告なく変更、対象者が限られる場合があります。正確な情報は販売ページ上で十分にご確認ください。

▼更新履歴

11月1日:タイムセール祭り期間の終了に伴い文章の修正。

中国市場版のRedmi Airdots 3 Proと同一の製品

国内およびUSなどの他地域ではRedmi Buds 3 Proの名称で販売されていますが、中国市場ではRedmi Airdots 3 Proとして販売されています。

アリエクなどでRedmi Airdots 3 Proを買えば5000円以下で買えることもありますが、技適未取得の機器であり法令違反となりますので、素直に国内市場で購入することをお勧めします。

Redmi Buds 3 Pro簡易スペック

接続:Bluetooth 5.2
ドライバーサイズ:9mm複合振動膜ドライバー
対応コーデック:SBC、AAC
アクティブノイズキャンセル:フィードバック、フィードフォワードのハイブリッド式、カタログ-35db
外音取り込み:外部音透過モードに対応
公称バッテリー持続時間:6時間(ANCオフ)、ケース込み28時間(ANCオフ)
防水防塵等級:IPX4
充電時間:約一時間(イヤホン)、約2.5時間(充電ケース)
重量:4.9g x 2(イヤホン本体)、55g(ケース込み)
その他:Qi、2台マルチポイント接続、インイヤー検出、イヤホンを探す
付属物:イヤーチップ(S/M/L)、充電用A to Cケーブル、取り扱い説明書

外観

パッケージ

パッケージ裏

バーコードのシールが貼ってあって見えてないが、PSEは丸形。

パッケージ底部

パッケージ横

パッケージ横

内容物

化粧箱、イヤホン本体と充電ケース、A to Cの充電ケーブル、3サイズのイヤーピース、説明書と保証についての記載書き。

サイズ比較

その辺に転がってたメンソレータムのリップクリームとTaoTronicsのSoundLiberty 94。Redmi Buds 3 Proの充電ケースは小ぶりな方だと思う。

ケース開封

ケースを開いただけでイヤホンの電源が入りペアリングモードになる。

スプリングピン

ポゴピン(スプリングピン)は2ピン。写真ではわかりにくいと思うがたぶん金メッキされていない。

ピン受け部

イヤホンのほうのピン受け部も金メッキされていないっぽい。深さがないので汚れやすそうであり、手入れしやすそうでもある。

所感

※特段の記載ない限り親機としてPixel 5a (5G)を使用しています。

Bluetooth オーディオSoCはAirohaのAB1565AMとみられています。当然、MCSyncに対応しているので接続性は悪くないです。電子レンジのそばや近所の駅前ふらふらした程度では音途切れは発生せず。

なんと言っても、マルチポイント接続が便利です。一万円切りの完全ワイヤレスイヤホンでアクティブノイズキャンセリングとマルチポイント接続に対応しているものは国内市場に流通しているものだとこれだけのはず。現状では2 - 3万円するような完全ワイヤレスイヤホンでもマルチポイント非対応のものが溢れているので、アンダー1万でマルチポイントに対応するのはスマートフォン以外のデジタルデバイスでもオーディオ視聴する人間にはとても魅力的です。

アクティブノイズキャンセリングはカタログ-35db、Airoha SoCにビルトインのものと思われます。ノイズキャンセリングは耳孔の形、イヤーピースがきちんとフィットしているか、様々な要因で個人差が発生するのでネットのレビューは当てにはしない方がよいと思いますが、個人的には台所の換気扇、PCのファンの音などをきちんと消音してくれて十分に機能しています。AppleやBOSE、テクニクスなどの中価格帯(2 - 3万台)製品と比較するとさすがに劣りますが、Ankerのウルトラノイズキャンセリング(カタログ-30db)よりは良いかな、くらいの感じ。

外音取り込みもSoCビルトインのものと思われますが、これも十分に機能しています。

着脱検知やアクティブノイズキャンセル、外音取り込みの切り替えなどの操作音が音声ではなくボン!とかピコン!みたいな小気味の良い効果音なのが好きです。

価格の割にはバランスの取れた、丸い音が鳴ると思いました。ハイレゾ相当コーデックには非対応ですが、僕の耳はAAC 256kbps以上の音の違いが分からない仕様になっているので、十分です。

着け心地は軽く、それなりに長時間着けていても疲れにくいと思います。とりあえずMサイズのイヤーピースそのままで使ってるんですが寝転がっても圧迫感ないくらい小ぶりなので寝ホンにも使えそうなくらい。(当方成人男性・耳のサイズはたぶん普通。)

電池持ちの公称はANCオフ・音量50%で6時間となっていますが、ANCおよびマルチポイントを有効にした状態、AACコーデックを使用で音楽視聴したところきっかり2時間で50%表示になるのを確認。バッテリ残量の表示は左右の残量が少ない方が表示され、親機と接続するイヤホンは定期的にスワップされます。ANCを有効にした状態で4 - 5時間くらいってところでしょう。

遅延をSuperpowered Mobile Audio Latency Test Appで計測…しようと思ったのですが着脱検知のおかげで耳から外した状態で音を鳴らすことが出来ませんでした。一応、You TubeアプリやChromeなどのブラウザ、その他ビデオストリーミングサービスは絵合わせしてくれるので大した問題はないと思いますが、もちろん音ゲーは無理ですね。ゲームモードとかもないですし。

パッケージ

シリコンケースとカラビナ

充電ポート

装着時

ちなみに、充電ケースの保護ケースとして、kwmobileのRedmi Airdots 3 Pro用ケース [Amazon]を一緒に購入しました。カラビナ付き。Amazonやアリエクなどでケースや互換イヤーピースなどを探す場合、Redmi Airdots 3 Proの名前で検索した方が見つけやすいかもしれないです。

注意点

10月31日現時点で、コンパニオンアプリが日本語対応していません。英語すら未対応で、日本語圏からGoogle Play ストアで検索しても表示されません。公式サイトなどでアプリに全く触れていないので今後も中国語版以外リリースされない可能性があります。

シャオミ純正アプリではなく、日本語非対応ですがサードパーティ製アプリのMi Buds M8というアプリでコンパニオンアプリの代用が可能です。Google プレイストアで公開されています。

Mi Buds M8 - Apps on Google Play

デベロッパのものと思われるアプリのページ

あと、マルチポイントは両方の音をミックスしてくれるものではなく、両方の音を待ち受けて後から流れた方の音を優先して拾い、それまで流れていた音声は中断されます。その辺りの挙動をきちんと理解して購入しないと思っていたのと違った!ということになるかもしれません。

▼未評価の項目

Qiは動作確認のみ、通話は未使用、Xiaomi製スマートフォンとの半自動ペアリングは未体験。

要約

ハイレゾ相当コーデック、ゲームモード以外の機能が全部盛りな低価格モデルということで、カジュアルにワイヤレスイヤホンでオーディオやビデオコンテンツを楽しみたい、1万円以下で良い完全ワイヤレスイヤホンを探している場合にはよい選択肢のひとつ、6000円台では最高の製品。とくにマルチポイント接続に魅力を感じる、複数台のデバイスを使用しているかたにおすすめします。

参考・関連リンク

シャオミ公式 製品ページ

Airoha AB1565 製品ページ

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