シャオミが2022年7月14日に発売したばかりの日本語版「Xiaomi Smart Band 7」。24時間の心拍数モニタリングや血中酸素モニタリング、運動トラッキング、睡眠モニタリング、最大で2週間持続するバッテリーなど豊富な機能を備えながら、6,990円(税込)という安価な価格で購入出来るスマートバンドです。
このXiaomi Smart Band 7を実際に購入して、最近通知を見逃しがちな両親用にプレゼントしたのでミニレビュー。僕自身はMi スマートバンド6を使用してます。
前機種のMi スマートバンド6から画面が大型化、視認性が向上
本体はシリコンバンドから取り外してバンドの交換が出来るようになっています。前機種のMi スマートバンド6(1.56インチ)と比較して1.62インチに大型化しました。老眼入っている親はやはり少しでも画面が大きいほうが嬉しいよう。
背面にはセンサーとマグネット充電用ポート。これもMi Band 5以降のものと互換性を維持していて充電用ケーブルは使い回せます。
コンパニオンアプリはMi FitnessかZepp Life
取説のQRコードではMi Fitnessへと誘導されますが、シャオミ製アプリの「Mi Fitness」(旧Xiaomi Wear)、実際の製品設計を行っているHuami製アプリ「Zepp Life」(旧Mi Fit)の両方に対応しています。
単純にUIが違うだけでなくダウンロード出来る文字盤や、デバイスの細かい挙動も変わるようです。現状ではLINEのクイック返信がZepp Lifeでしか利用出来ないようなので、家族全員Zepp Lifeのほうを使用してもらっています。
▼各アプリストアへのリンク
Zepp Life (Google Play) or Zepp Life (App Store)
Mi Fitness (Google Play) or Mi Fitness (App Store)
Mi スマートバンド6から「進化」したところ
画面が大きくなって視認性が良くなったとか、Allways on Display(画面の常時表示)に対応したとか、24時間の血中酸素測定に対応したとか、良くなったところはたくさんあります。ただ、これらの機能は原則として電池の持ちとのトレードオフであり、「どうせ使わないからいらないよ」という人も多いと思います。
Band 6からBand 7への変更でなにが一番の進化かと問われると「LINE通話の着信」通知にきちんと対応したことだと思います。日本では圧倒的なシェアを持ち、もはやインフラと言っても良い状態になっているLINEですが、6までのMi スマートバンドは本体と純正コンパニオンアプリ単体ではLINE通話のリアルタイムな着信通知を受け取ることが出来ず、Mi BandageやMacrodroidなどの外部アプリを使って通知を受信する必要がありました。
単純に複数のアプリを常駐させるためにデバイスのメモリーが圧迫されたり、不具合が発生したときの切り分けが面倒などの問題がありましたから、自分で使うぶんにはともかく他人に勧めるのにはちょっとハードルが高くなっていたので、この点に関しては純粋に喜ばしい進化だと思います。
これまでの機種と変わっていない不満点
これまでのMi スマートバンド同様にタイマー機能利用時に他の機能が使えなくなるという問題が変わっていません。価格帯の近いスマートバンドでもタイマーをバックグラウンドで利用できる製品はあるので、この点は早く改善して欲しいところ。Mi バンド6で「タイマー」表記だったタイマーは「カウントダウンタイマー」に変更されたっぽい?
まとめ
Xiaomi Smart Band 7は旧機種よりちょっと値上がりしていますが、そのぶん機能もバージョンアップしているコスパ優秀なスマートバンドです。トラッキングデータの精度などは若干あやしい部分はありますけど、価格的に「こんなもん」でしょう。
スマホの重要な通知を見逃しがちでスマートバンド(ウォッチ)で通知を確認したい、とりあえず安価なスマートバンドをお試しに買ってみたいという人にはぴったりのエントリーモデルだと思います。
LINE通話の着信通知をリアルタイムで受けるのがちょっとめんどくさかった旧機種よりはちょっと高くてもXiaomi Smart Band 7のほうがいいと思います。もちろん、自分できちんと納得した上で少しでも安いからMi スマートバンド6や5を選ぶというのはありだと思いますけどね。(タイミング的にプライムデーで6を買った人がかなりいそう…)
参考・関連リンク
Xiaomi Smart Band 7 | Xiaomi Japan (公式製品ページ)