シャオミのコードレスハンディ掃除機「Mi ハンディクリーナー ミニ」を購入した。市場想定価格は5940円で、実際に5940円で購入(ポイントバックはあったが)。
当初はAmazon専売だったようだが(Amazonで販売しているものをさらに高額で受注発注して転売しているらしき、胡散臭いセラーは楽天などで見かけた)、最近はビックカメラグループのECサイトなどでも取り扱いが始まったようで(Xiaomiの楽天市場公式ストアでは未だ取り扱いがない?)、僕はコジマ楽天市場店で購入した。
取り寄せ扱いだったが4日で発送されたので、メーカー欠品でなければそれほど時間がかからず手元に届くだろう。
仕様
Mi ハンディクリーナー ミニは約0.5kg(本体)と軽く、コンパクトな充電式コードレスハンディ掃除機。88000rpmのブラシレスモーターを搭載し、コードレスながら13000Paの強力な吸引力を実現している。
パッケージ内容は本体以外に、隙間ノズル、ブラシノズル、Type-C充電ケーブル、ユーザーマニュアル。隙間ノズルとブラシノズルは個別に使用したり、隙間ノズルの先端にブラシノズルを連結して使用することもできる。
標準/強力の2つの吸引モードがあり、バッテリー駆動時間は標準モードで30分、強力モードで9分間。強力モードのパワーは実際かなりのものがあり、そのぶん排気の勢いは強く、大きく、高い音が鳴る。
スチール製プライマリフィルターとHEPAフィルターコアによる2層のフィルターで、99.5%を超えるフィルター効率を実現している。スライドでロックを解除して、ボタンをプッシュするとダストカップが開く。
ダストカップ、プライマリーフィルター、HEPAフィルターは取り外して水洗いができ、繰り返し使えるようだ。マニュアルによるとHEPAフィルターは3ヶ月に1回交換しろとのことだが、今のところ国内の販売チャネルでHEPAフィルターの取り扱いがないように見える。水洗いするときは破らないように気を付けた方がいいだろう。
実際に使ってみて
パソコンとか、キーボードとか、マウスというやつはどうしてもホコリに弱い。僕の自室にはベッドもあり、ふとんから舞い上がるホコリが毎日降り積もるので、毎日の掃除がかかせない。
昔購入した乾電池式のハンディクリーナーはパワーが弱すぎてまともに使いものにならず、結局マキタのスティック型掃除機(CL105D)に別売りのブラシノズルをつけて掃除していたのだが、けっこう重くてしんどかった。
その点、こいつは軽いし(ボトルみたいな形状は見栄えはいいけど、とくべつ持ちやすい感じではないと思う)窓のサッシとか空気清浄機のプレフィルターとかの掃除に十分使えそうなパワフルさだ。
そして、なにより一番すばらしいのはスマホやラップトップと同じUSB-Cで充電できるところだ。強いて良くないところを上げるならUSB-Cポートが底面にあるので、立てた状態で充電が出来ないというところだろうか。
2日ほどデスク回りとサッシ、空気清浄機のプレフィルター、ベッドのヘッドボードやサイドフレーム、テレビ裏の掃除に使用してみて、ダストカップ内部を見るとけっこうプライマリーフィルターにほこりが溜まっている。きちゃない!!
ダストカップの容量は100mlらしいが、正直その辺の性能指標は数字を出されてもよくわからない。まあ、1週間に1度もダストカップの中身を捨てれば大丈夫そうに見える。
5940円というのは、Amazonや楽天でミニハンディクリーナーを検索したとき、決して最安の価格帯ではない。セール時は4000円を切るAnker Eufy HomeVac H11とか、Brigii(深センに拠点を置く中国メーカーのようだ)のハンディクリーナーなんかも評価が高いようだし、セール価格なら3000円近くなることを考えたら、むしろ中国ブランドのミニハンディクリーナーとしてはプレミアム寄りの製品かもしれない。
ただ、実際に目にして手にとって見るとビルドクオリティは優れていて、所有欲を満たす良いものだと思う。ノズルの連結やダストカップ開閉はかっちり感があるし、たぶんABS樹脂だろうが白い本体プラ部分もあからさまな安っぽさはない。
日本ではまだまだ馴染みが薄いものの著名なグローバルメーカーの製品でもあるし、素直にお勧め出来る鉄板ミニハンディクリーナーのひとつであることは間違いないだろう。Xiaomiというとスマートフォンのトップメーカーだが、総合家電メーカーとしての転身もうまく行っているようだ。現在は米国からの投資規制を解除されているようだが、通信機器を大手を振ってオススメするのは時世を考えるとちょっとどうかなと思う。その点、余計な通信機能のない家電やドライバーとかの小物製品は純粋に良いものだとオススメしやすい。
7/10追記:しばらく使ってみて、やっぱりこれは良いものだなぁと思う。出先で小物の写真を撮るときとかに、ざっと周辺を吸うだけで後で細かい粒子ゴミや不快な縮れ毛を消してやるのに割く時間は大幅に減った。
細かい不満点はあって、細長のボトル形状はむしろもっと太くても良いと思う。バックパックサイドのボトルホルダーなどに突っ込んだとき細くて保持できず、脱落する可能性がある。(ちゃんと中にしまえよ、という話ではあるが)
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