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今更だけど、Rakuten WiFi Pocket 2Cの1円キャンペーンにも申し込んだ話

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Rakuten Hand 5G/Rakuten WiFi Pocket 1円キャンペーン

画像は楽天モバイルのキャンペーンページより。

4月14日から開催されている楽天モバイルのRakuten Hand 5G / Rakuten WiFi Pocket 1円キャンペーン

キャンペーンページによると、キャンペーン期間はWeb:2023年4月14日(金)09:00~終了日時未定 / ショップ:2023年4月14日(金)開店~終了日時未定となっている。割りとすぐ在庫がなくなってキャンペーンが終わると思っていたのだが思ったより長く続いている。

以前にRakuten Hand 5Gはキャンペーンに申し込んだことがあり、Rakuten Hand 5Gでは台数制限に引っかかるので申込みができないのだが、Rakuten WiFi Pocketは未購入だったためあらためてキャンペーンに申し込んでみた。

前回楽天モバイルを解約したのは5月で、この時はRakuten Hand 5Gを購入して即月で解約したのだが、今回もとくに審査で弾かれるようなこともなくスムーズに契約出来た。

Rakuten WiFi Pocket 2Cの主な仕様

公式のマニュアル (PDF)によると、

サイズ:64.8 x 107.3 x15.00mm
重量:約107g
インターフェイス:USB-C (2.0)
連続待受時間:約300時間
連続通信時間:約10時間
Wi-Fi規格:IEEE802.11(b/g/n)
最大同時接続数:16台
通信方式
LTE(FD):B1、B3、B7、B18、B19、B26
TD-LTE:B38、B41
WCDMA:B1、B2、B19
内蔵電池容量:約2,520mAh
充電時間:約3.5時間(推奨充電器使用時)、パソコン接続時 約6.5時間

環境条件、付属USB-C ケーブルの諸元は省略。充電用のACアダプターは付属しない。公式の推奨充電器はOwltechAC充電器(20W)で、こちらはUSB-PDで20W(12V/1.67A)に対応するもの。パソコン接続時という文言は曖昧だがStandard-A接続時のDefault USB Power(2.0で最大2.5W、3.xで最大4.5W)のことを指していると思われる。いずれにしろ、一般的なスマートフォンの充電に使用されるUSB-Cの充電器で問題なく充電はできるはずだ。

受託製造は中国ZTEで、かつてはRakuten BIGの製造も委託されていた。

各社で使用される周波数帯域(バンド)の対応状況

最近は楽天モバイルのプラチナバンド獲得報道でプラチナバンドというものの存在を初めて知った、という人もけっこういると思う。

実際は広域で繋がりやすいプラチナバンド以外にもビデオストリーミングなどの太い帯域を要求してくる用途に対応するための主力の通信帯域が存在しており、その通信会社の回線を利用したい場合はプラチナバンド以外にも網羅しておくべきバンドが複数存在する。

楽天以外の主要3社の場合、ドコモがBand 1Band 3Band 19が主力の周波数帯としている。うち、Band 19 [800MHz]がプラチナバンドに相当する。

auの場合はBand 1Band 18(26)が主力となる。Band 26はBand 18を内包しておりBand 18のみ、もしくはBand 26のみの対応の記載でも問題はない。Band 18 [800MHz]がプラチナバンドに相当する。

ソフトバンクはBand 1Band 3Band 8を主力として整備している。900MHz帯のBand 8がプラチナバンドに相当する。

それ以外の周波数帯はキャリアアグリゲーションによる高速通信を担っていたり、対応エリアが狭くそこまで重要ではない傾向が強いが、プラチナバンドであるBand 28あたりはドコモやauがエリアを広げつつあるので今後重要になる可能性が存在する。

Rakuten WiFi Pocket 2Cの場合はドコモ、auの主力バンドは網羅する一方でソフトバンクのプラチナバンドであるBand 8に非対応となっている。そもそもソフトバンクはあまりポケットWi-Fi向きの契約プランを提供している印象がなく、使いたがる人はいないと思うが一応注意が必要だ。

なお、楽天モバイルが新たに獲得したことが報道されている700MHz帯はサービス開始日が2026年の3月ごろからと開設計画が立てられている。国際標準化の提案はこれから行われるなど、少なくとも2年以上の間はユーザーが受益出来るものではない。仮にサービスが始まっても既存の端末は対応させるために技適の再申請・再取得が必要になる可能性もあるのでこいつが対応する可能性は低いのではないだろうか。

5GHz帯Wi-Fiに非対応、microSIMなのも若干注意が必要か

Rakuten WiFi Pocket 2C本体

コンパクトなポケットWi-Fiルーターとして大きな欠点がないスペックはしているが、Wi-Fi5やWi-Fi6といった5GHz帯のWi-Fiに非対応であることは注意が必要だ。

Internet Speed Test

最寄りの駅構内でCloudflareの提供するInternet Speed Testを走らせてみたが、20Mbps出ない程度だった。一人でHD動画をストリーミングするくらいなら問題なくこなせるだろうが4kのストリーミングやビデオチャットなどは極めて厳しい。

バックボーンがBand 3単体しか割り当てられていないためにキャリアアグリゲーションも使えない楽天モバイルの4G LTEであること、WLANもWi-Fi 4止まりである以上通信速度は最初からあまり期待できないが、2.4GHz帯 Wi-FiはBluetoothやLTEと相互に干渉する場合がある。出先の周辺環境が悪いと期待した性能を発揮しない可能性があるということだ。

楽天のマルチサイズSIM

使用するSIMカードがmicroSIMなのも認識しておいた方がいい点だ。楽天モバイルの回線契約と同時購入する場合、物理SIMで申し込むと自分で適合するSIMサイズに切り抜くマルチサイズSIMが配送されてくるので問題にはならないが、他社SIMを挿して利用する場合はnanoSIMをmicroSIMに変換するアダプターが必要となる場合がある。

とはいえ、SIM変換用のアダプターはAmazonやヨドバシなどで数百円で購入出来る。僕は今月中は楽天モバイルのSIMを挿しておいて、来月からはpovo2.0のnanoSIM(povo2.0も物理SIMが送られてくるときはマルチサイズSIMだが既にnanoSIMにしてしまったものが手元にある)を変換して使用するつもり。なお、長くなるのでこの記事で詳述はしないがRakuten WiFi Pocket 2Cで他社SIMを使用する場合はAPNの設定も必要だ。

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