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《2024年版》Microsoft製品のアップデートリリーススケジュールとサポート期限

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2024年 Windows Update スケジュール

Image : セキュリティ更新プログラム リリース スケジュール (2024 年)

毎月リリースされるセキュリティ更新プログラム

マイクロソフトはIT管理者やユーザーが計画的にシステムを更新できるよう、自社製品のセキュリティ更新プログラムを米国太平洋標準時間の毎月第二火曜日に定期リリースしています。

パッチチューズデーとか、Bリリースなどと呼ばれるもので、日本では時差の関係でその翌日、基本的に毎月の第二水曜日のことになります。Windows OSはユーザーが手動で更新を行わなくても、ネットワークに接続さえしていれば半強制的に更新が行われ再起動が要求されます。

Microsoft Officeなどのアプリも同日にセキュリティ修正がリリースされ、Windows Update内で[その他のMicrosoft 製品の更新プログラムを受け取る]オプションを有効にしておけばWindows Updateからアップデートを行ってくれます。

マイクロソフトが公開している2024年のアップデートスケジュールは以下の通り。

2024年 日本時間でのBリリース公開日(米国太平洋標準時)
1月 1月10日 (1月9日)
2月 2月14日 (2月13日)
3月 3月13日 (3月12日)
4月 4月10日 (4月9日)
5月 5月15日 (5月14日)
6月 6月12日 (6月11日)
7月 7月10日 (7月9日)
8月 8月14日 (8月13日)
9月 9月11日 (9月10 日)
10月 10月9日 (10月8日)
11月 11月13日 (11月12日)
12月 12月11日 (12月10日)

基本的に毎月リリースされるオプションの非セキュリティ更新プログラム

上記の月例セキュリティアップデートに加え、毎月の第4火曜日に公開される品質アップデートが存在します。Cリリースとかプレビューパッチとか呼ばれるもので、来月のセキュリティアップデートに含まれるセキュリティ以外の機能改善、不具合の修正などをテストするためのものです。

セキュリティ関係の修正は含まれないオプションの更新プログラムとして提供され、必ず適用する必要はありません。実用上何も問題が発生していないならむしろ適用しないほうがトラブルは避けられる可能性が高いです。

CリリースはWindows Updateの設定画面で[最新の状態にしてください]スイッチを有効にするか、能動的に更新を確認しない限り自動更新は行われません。

2024年1月の時点ではWindows 11 バージョン23H2、22H2、Windows 10 バージョン22H2のみに提供されます。2024年2月27日でもってWindows 11 バージョン22H2のCリリースは打ち切られる予定です。

また、年末などはマイクロソフトの開発者たちもお休みが欲しいので、Cリリースはお休みになることもあります。配信スケジュール自体もあまり厳密に守られてはおらず、毎月の第4火曜日より遅延することが多いです。特定のバージョンではアップデートがリリースされたけど、他のバージョンは遅れるということもあります。

一応、きちんとスケジュールが守られる場合は以下の日程で配信が行われることになります。

2024年 日本時間でのCリリース公開日(米国太平洋標準時)
1月 1月24日 (1月23日)
2月 2月28日 (2月27日)
3月 3月27日 (3月26日)
4月 4月24日 (4月23日)
5月 5月29日 (5月28日)
6月 6月26日 (6月25日)
7月 7月24日 (7月23日)
8月 8月28日 (8月27日)
9月 9月25日 (9月24日)
10月 10月23日 (10月22日)
11月 11月27日 (11月26日)
12月 ホリデーの休暇のためリリースされません

緊急でリリースされる定例外アップデート

緊急を要する不具合や脆弱性の場合は、定例外のアップデートが提供される場合があります。OOBアップデートとか、帯域外アップデートとも言われます。

明示的なアップデートが必要ではない不具合の場合は「Known Issue Rollback : KIR」と言われるロールバックシステムを用いて自動的にロールバックが配信される場合があります。この場合もインターネットに接続していれば24時間以内に自動的に修正が適用されます。速やかに修正を適用する必要がある場合は再起動が推奨されています。

Windowsはバックグラウンドで様々なメンテナンスタスクが実行されており、起動の間隔が細切れになると適切にアップデートや不具合の修正が適用出来ない場合があります。あまりPCには触らない、という人は定期的に電源を立ち上げた状態でコーヒーブレイクするのをお勧めします。

1年に1回の機能アップデートとサポート期限、噂されている「Windows 12」

かつて、Windows 10では半期ごと=年に2回の機能アップデートが提供されていましたが、Windows 10 バージョン22H2を最後に機能アップデートが提供されなくなりました。Windows 11では1年に1度の機能追加アップデートが提供されます。

Windows 11 Home/Proの各バージョンのサポート期間は24ヶ月とかつてのWindows 10の18ヶ月より少し延長されています。

Windows 10は今後機能更新プログラムが提供されず、2025年10月14日にサポートを終了します。Windows 11の場合は今年の下期、何事もなければ第4四半期にWindows 11 バージョン24H2がリリースされることとなる。

「そう遠くないうちに」Windows 12の登場も噂されているが、これもハードウェア的にサポート可能なものは無償でアップグレードが可能であると思われる。この1年でWindowsは生成AIへの対応を進めているが、それに伴いハードウェアへの要求も上がっており、CPUの世代の他、搭載メモリ量やTPU/NPU Acceleratorの要件で足切りが行われるのではないかと考えられる。