Amazonの新型タブレット「Fire Max 11」登場。見たこと無いSoC積んでるな…?MT8188Jって何?

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Fire Max 11 商品ページ

Amazonが2023年5月23日、Fire タブレットの最新モデル「Fire Max 11」を発表した。11インチのLCDを搭載し、スタイラスペンでの入力や指紋センサーでの生体認証に対応した(Fireタブレットの中では)プレミアムモデルとなっている。

価格は64GBモデルが34980円(税込)、128GBモデルが39980円(税込)。5月23日から予約受付を既に開始しており、6月14日から出荷予定とのこと。

スタイラスペンとキーボードはFire Max 11とセット購入も可能。先行予約キャンペーンが実施中で、期間中に対象商品を購入すると2000円分のPrime Videoのレンタルクーポンと、2000円分のKindle本の購入に使えるクーポンがアカウントに登録されるとのこと。

Fire Max 11のスペック

技術仕様については日本語版サイトではまだだが、英語版のデベロッパー向けサイトに既に公開されている。

ディスプレイ:2000 x 1200 LCD TÜV Rheinland Eye Comfort 認証 (213 PPI)
ペンプロトコル:USI 2.0
サイズ:259.1mm x 163.7mm x 7.50mm
重量:490g
CPU:Mediatek MT8188J (2xA78@2.2GHz + 6xA55@2GHz)
GPU:ARM G57 MC2@950MHz L2 512KB
ストレージ:64GB / 128GB
バッテリー:7,500mAhバッテリー
Wi-Fi:デュアルバンド 802.11 a/b/g/n/ac/ax(Wi-Fi 6対応) 2.4GHz および 5GHz
Bluetooth:5.3 LE
ポート:USB-C (2.0) コネクタおよびmicroSDカードスロット
オーディオ:USB-Cオーディオ、内蔵Dolby Atmosデュアルステレオスピーカー
センサー:アクセロメータ、環境光センサー、ホールセンサー、指紋センサー
カメラ:8メガピクセルのフロントカメラとリアカメラ、1080pのHDビデオ録画、リアカメラオートフォーカス
同梱物:Fire Max 11 タブレット本体、USB-C (2.0) ケーブル、9W 電源アダプタ、SDカードスロットピン、クイックスタートガイド

という感じ。SoCとしてMediatekのチップが採用されているのは旧機種と変わらず、同社が5G対応SoCのブランドとして展開しているDimensityやChromebookおよびタブレット向けにリリースしているKompanioのブランドではない、レガシーな命名規則のMT8188Jなる型番のSoCを使用している。

CPUのコアおよび周波数は既存のDimensity 930と同一であり、他社製品で言うとSnapdragon 695 5Gよりlittle側のクロックが高いぶんちょっとマシなマルチコア性能を持つ程度となる。フラッグシップではなく、あくまでミドル級のスペックに留まるものだ。

GPUはARMの提供するMali、Valhall アーキテクチャのもの。今でもエントリークラスで採用される2020年発表のDimensity 700とコアもクロックも同一となる。メモリも4GBだし、過剰な期待はしないほうがよい。

採用プロセスルールは現時点では不明だが、Dimensity 930は6nm、Dimensity 700は7nmの製品であり設計資源の共有のために8~6nm程度が使用されていると考えるのが自然か。

一方で、Wi-Fi 6やBluetooth 5.3 LEに対応している他、LDACコーデックにも対応するなど足回りは着実に進歩している。Snapdragon 680とかUNISOC T61Xを搭載する廉価なAndroid タブレットよりはだいぶマシなスペックではある。

また、スタイラスはChromebookやPixel Tabletで採用が進んでいるUSI 2.0規格のものが使用できるようだ。筆圧や傾き検知に対応しており、一応スタイラスだけの素性はお絵描きにも対応可能なものとなっている。

Fireタブレットに限った話ではないがAmazonデバイスは基本的に定価で買うものではないので(買うのはYouTuberくらいなので)、今後の値引きに期待…といった感じである。