Googleが本日2021/06/08、Pixelデバイス向けのアップデートをリリースした。セキュリティアップデートだけでなくGooglePlayシステムアップデートも配信されている。
ということで、さっそく私物のPixel 3aに適用した。
アップデートの内容
Googleアシスタントが知らない番号からの電話に応答(通話スクリーニング)
通話スクリーニングは電話帳にない電話番号から着信があったとき、Googleアシスタントが代わりに応答して相手の名前や要件を確認する機能だ。会話は画面上に表示され、ユーザーは内容を確認して電話に出るかどうか決められる。Google アシスタントの応答中も通話料金が発生する。これまでカナダや米国で「Call Screening」という名称で先行提供していたが日本語では通話スクリーニングが公式名称なのかな。
更新後に確認したが有効になっていない。たぶん電話アプリの方で更新が降ってこないと使えないんだと思う。
追記：6/19日にGoogle Play システムアップデート(2021年6月1日)の配信を確認して適用すると通知スクリーニングも有効化された。
壁紙と着信音の追加
LGBTプライドをテーマにした壁紙と着信音が追加された、らしい。正直に言えばどれが追加されたものかわからない。マンダロリアンの壁紙があるのだけ初めて気付いた。
Googleフォトに「ロックされたフォルダ」機能が追加
ロックされたフォルダに保存した写真や動画は端末に保存されるが、共有アルバム、思い出、デバイス上の他のアプリには表示されない。フォルダのコンテンツにアクセスするには、端末のパスコードか指紋が必要となる。プライベートな画像がより安全に保存出来るようになった、ということらしいが僕のPixel 3aではアップデート後も有効化されていないようだ。まずはPixelシリーズからロールアウトして、最終的に他のAndroidデバイスでも展開されるらしいので、フォト側のアプリ更新か開発者サービスの更新で機能追加されるんだろう。
6/13追記：6/13の深夜三時頃にフォトアプリの“ロックされたフォルダを設定する”通知が来て、機能が有効化されていた。フォトアプリのアップデートはなかったので開発者サービス経由で有効化されたと思われる。
Gboardでテキストの一部を貼り付ける
コピーした文章の全体から電話番号や住所などを抜き出して、貼り付けるとき別々に候補を表示することが出来るようになったらしい。有効活用すれば便利なんだろうけど、コピペの使い方そのものが今までの仕様に最適化されているから使わない機能になりそう。
Digital Wellbeingに歩行検知機能が追加
Digital Wellbeingの設定にある前方注意機能を有効にすると、ユーザーが歩いていることを検出して定期的に画面から目を離して周囲に注意するよう通知するらしい。有効化して画面を見ながら自宅内をうろちょろして見たが通知はされなかった。有効化していると通知欄に“前方注意時のアクティビティを確認しています”という通知がときどき一瞬表示されるのを確認した。
星空のタイムラプス動画を自動撮影
Pixel4以降に提供らしいので僕のPixel 3aには関係なし。
夜景モードで撮影すると、写真と動画の両方がカメラロールに保存されるようになるらしい。
所要時間
アプリの最適化作業に普段の月例セキュリティパッチよりかなり時間がかかっているように思えた。更新のダウンロード開始から更新の再起動後、アップデートの完了中…の通知が消えるまでに33分かかった。
アップデート後、インストールしているアプリを一通り起動確認したがとくに問題はなさそうだ。バッテリーの減りが異常に早いとかもないし、機能追加といってもOSのメジャーアップデートとは違うからあんまり気にせずアップデートしてしまって問題なさそう。
通話スクリーニング機能にめっちゃ期待している一方で、機能認知度が低すぎて電話をかけてくる側がGoogleアシスタント相手にきちんと対応できるかがあやしいと思っている。まぁ結局現時点で機能しているのを確認できたのは歩行検知機能しかないのだが。
追記
同日中に端末を再起動した所、通話スクリーニング機能が有効化された、という表示が出た。
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