今日の気になる新製品│Pixel 5a (5G)

GoogleがPixel 5a(5G)を8月26日に発売する。直販サイトのほか、ソフトバンクでも取り扱われる。予約は本日18日から。価格は5万1700円。ソフトバンク販売では6万4800円。世界的な半導体の不足を理由として、米国と日本のみの展開。

Pixel 5a(5G)は、搭載するチップセットがPixel 5およびPixel 4a(5G)と同一のSnapdragon 765G。メモリは6GB、ストレージは128GB。プリインストールOSバージョンはAndroid 11。nanoSIMカードの他、eSIMもサポートする。

Google Japan Blogのスクリーンショット — Google Japan Blogより。完全ワイヤレスイヤホンの新製品Pixel Buds A-Seriesも発売となる。

Qualcomm Snapdragon 765GはAntutu v8だと約32万、Geekbench 5だとシングルコア630、マルチコア1800くらいだろうか。グラフィックス性能はSnapdragon 835をほんの少し上回るくらいだろう。

ポリカーボネート筐体だったPixel 4a(5G)と異なり、金属ユニボディを採用。Pixel 3a以降展開されているaシリーズでは恒例だった防水防塵等級の欠落がIP67相当に向上している。

基本的な仕様は4a(5G)を踏襲しているが、やはり防水防塵等級がついたのと、バッテリーのサイズが大きく増えた(4680mAh)のがうれしい。今はPixel 3a(3000mAh)を使用しているが、電池持ちは不満だった。多少重くなっているが、電池に比べたらささいなことだ。

悲しいことに、Google フォトへの無制限アップロード権は付帯しないようだ。また、個人的に気になっているのはディスプレイのピーク輝度がどのくらい出るかだ。今使っているPixel 3aはOLEDの劣化もあるだろうが、屋外では画面の暗さがだいぶ厳しい。それと、背面指紋センサーの精度がかなり微妙だと思っていて、いつもロックの解除でストレスが溜まっている。そういえば、Snapdragon 765GはファームウェアアップデートでBluetoothのバージョンが5.1に向上しているはずだと思ったが、5a(5G)ではBluetooth5.0のままのようだ。一応プレミアムラインということになっている5を上回っている要素を増やしたくなくてわざわざアップデートしていないのか、ファームウェアアップデートが適用されていない在庫のチップセットをなんとかかき集めて新製品としたからこうなっているのかはちょっとわからない。

元々購入するつもりだったし、とりあえずどこかで実機を触ってみて問題がなさそうだったら購入するつもりだ。Google ストアを見ると、完全ワイヤレスイヤホン新製品Pixel Buds A-Seriesとの同時購入で2400円引きになっているようだ。

ドコモやauでの発売はなし。ソフトバンク独占販売の理由

対応している周波数帯(バンド)がドコモおよびauの使用周波数をフルカバーしていないためにドコモとau(およびKDDIグループ)での取り扱いがなく、ソフトバンクの独占販売という形式になっていると思われます。

日本国内においては4G(LTE)におけるグローバルで優先的に整備されている周波数はソフトバンクが、5Gの優先的に整備されている周波数はauが抑えていて、グローバル端末の仕様によっては繋がりにくくなることがあります。

Pixel 5a(5G)の4G(LTE)対応バンドは1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71。

5G Sub-6の対応バンドは、n1 / 3 / 5 / 7 / 8 / 28 / 40 / 77 / 78となっている。

ドコモの4GバンドはBand21が、5G Sub-6では79が非対応。auの4GバンドはBand11が非対応です。いずれも対応エリアは狭く重要度は極めて低い周波数です。

まあ、そもそも値付けが明らかにおかしいことになっているので何かしらの割引施策抜きでソフトバンクで購入するかたがいらっしゃるとは思えませんが…。