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Google Adsenseの「無効なトラフィックの問題」の対処と広告配信の制限が解除されるまで

※当サイトは収益化の手段としてGoogle AdsenseやAmazon アソシエイトなどの各種アフィリエイト広告を利用しています。

アイキャッチ

2023年6月27日、Googleから「お客様の AdSense アカウントでの広告配信を制限しました」というタイトルのメールが届きました。

「先日、お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました。Google ではこの事態を受け、お客様のアカウントでの広告配信を制限いたしました。今後もお客様のサイトのトラフィックは継続的にモニタリングされ、配信制限は Google 側で自動的に見直しおよび更新されます。」とのこと。確認してみると確かにこのブログでの広告配信が停止していました。

現在、広告配信が制限されています

Googleからのメールの内容

下記は届いたメールからの引用となります。

お客様

先日、お客様の AdSense アカウントで無効なトラフィックが検出されました。Google ではこの事態を受け、お客様のアカウントでの広告配信を制限いたしました。今後もお客様のサイトのトラフィックは継続的にモニタリングされ、配信制限は Google 側で自動的に見直しおよび更新されます。

この措置が取られた理由

お客様のアカウントにおいて、不正に広告収益をあげる目的と思われる無効なトラフィックが検出されました。ご存知のように、無効なトラフィックは AdSense プログラム ポリシーで固く禁止されています。Google 広告は純粋な興味を抱いたユーザーによってクリックされるものでなければならず、他のユーザーに広告のクリックを依頼することは禁止されています。こうした禁止事項には、サイトのサポートをユーザーに依頼する行為、広告を表示したユーザーに報酬を提供する行為、そうした行為を行う第三者に対して資金提供を約束する行為などが含まれます。さらに、自分の広告をクリックする行為、自動クリックツールやトラフィック ソース、ロボットといった不正な行為を行うソフトウェアを使用することも禁止されています。

不正と判断された行為について詳しい情報をご希望の場合も、そうした情報が Google 独自の検出システムを迂回する目的で使われる可能性があるため、無効な操作に関わった可能性があるユーザーの情報を含め、具体的なアカウント アクティビティに関する情報をサイト運営者様に提供することはできませんのでご了承ください。

なお、今後お客様のアカウントで AdSense プログラム ポリシーの違反が確認された場合、さらなる強制措置が取られるか、アカウントが永久的に無効となることがあります。

対処方法

現在のところ、お客様のアカウントへのアクセスは制限されておりませんので、アカウント単位のこの問題につきましてはポリシー センターで詳細をご確認いただけます。通常、この広告配信の制限がお客様に影響を与える期間は 30 日未満ですが、それ以上となる場合もあります。お客様の広告トラフィックが AdSense プログラム ポリシーに準拠するよう、お早めのご対応をおすすめいたします。何卒ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

よろしくお願いいたします。

Google AdSense チーム

何がポリシー違反行為なのか?

具体的な部分について詳細を教えてもらえないので確信を持って対処することが難しいのですが、ようはGoogle Adsenseのポリシー違反行為を検出したために広告配信が止められてしまったようです。

野放しにしておくと最悪、アカウントの無効化まであるとのことなので絶対に対処はしなくてはいけません。

Google Adsenseのポリシー違反行為はAdsense プログラム ポリシーによると以下の通り。

  • 無効なクリックとインプレッション - ようするに自分で広告をクリックしたり、家族や友人にクリックを依頼することが禁止されているよう。BOTや不正なソフトウェアでクリックやビュー数を水増しするのも禁止されています。
  • クリックや表示を促す(リワード広告枠以外) - リワード広告枠以外で広告をクリックしたり表示を促すことが禁止されています。こちらも要するにクリックやビュー数の水増しは禁止、ということでしょう。広告の横に通常の画像を表示するなどの行為も禁止されていて、こちらは場合によっては意図しない表示崩れで発生する可能性もありうるので注意が必要そうです。
  • トラフィック ソース - 特定のソースからのトラフィックが発生しているページには広告を掲載できない、とあります。ようするに、有償でビューやクリックを誘導するような第三者サービスを使ってはならない、不正行為をするな、ということでしょう。
  • 広告の動作 - 広告の掲載結果を作為的に高めたり、広告主様に損害を与えるような広告コードの改変は禁止されています。
  • 広告のプレースメント - 広告を不適切な場所に埋め込んではならない、とされています。コンテンツがないウェブページに埋め込むことやGoogleと関係があると誤認されるような形でページを公開する行為などが禁止されています。
  • サイトの動作 - 操作性に問題があったり、マルウェアが組み込まれていたり、詐欺サイトでの使用などが禁止されています。

実際の対処

当然ですが不正なクリックは身に覚えがありません。アナリティクスやAdsenseのレポートを見てひとつひとつ確認していく必要がありますが、問題が確認出来たとしても場合によってははてなブログの制限で対処が出来ない可能性もあります。

「無効なクリック」と疑わしいクリックをGoogleに報告する

Google Adsenseのレポートから直近のページ CTRやクリック数を確認して明らかな異常値があれば「無効なクリックの連絡フォーム」からGoogleに報告しましょう。

直近のAdsenseのレポートを見ても明白な異常値は見当たらなかったのですが制限を喰らう1~2週間ほど前からクリック数が多い日は一応報告しておきました。

海外からのBOTと疑わしいアクセスを遮断する

「無効なトラフィック」問題への対策として推奨されているのを検索上位で見かけるのですが、はてなブログでは海外からのアクセスを拒否する設定を行うことが不可能です。どうにもなりません

Adsenseをブログから剥がす

アドセンス広告の貼り方、表示のさせ方がポリシーに違反していることも考え念のためブログからアドセンス広告を削除しておきます。

すべて削除してしまうとモニタリングを行っているであろうGoogleのBOTや人力が確認出来なくなってしまうはずですから、<head>のメタデータまでは削除しないほうがよいでしょう。広告の枠もひとつだけ残しておくとか、自動広告の挿入に切り替えてもいいかもしれません。

実機で確認するためのブラウザでJavaScriptを無効化

広告を誤って自分でクリックすること、ビュー数が意図せず増加することを防ぐため、広告配信に使われているJavaScriptを閲覧時に無効化するようにブラウザ側で設定します。

デスクトップOS・ChromeOS向けChromeブラウザでは[設定]→[プライバシーとセキュリティ]→[サイトの設定]→[JavaScript]→[JavaScript の使用を許可しないサイト]の[追加]から自サイトのURLを追加します。

モバイルOS向けChromeでは[︙]→[⚙設定]→[サイトの設定]→[JavaScript]→[+ サイトの例外を追加]でウェブアドレスを追加します。こちらはいわゆるhttp抜きで入力する必要あり。

やらかした「心当たり」

6月20日にGoogle Pixel Tabletが届いたのでセットアップして表示を確認するのにブログにアクセスしちゃったんですよね。アナリティクスはオプトアウトして広告ブロックを導入した環境で閲覧したのですが、JavaScriptを無効化するのは忘れた状態でやってしまったのでそれが無効なトラフィック判定されたのかなぁ…と考えています。

広告配信の制限は解除されたのか?

配信制限が行われたのが6月26日、7月6日の時点で広告配信の制限が解除されたようで実際には広告表示が復活したよう。その後、7月13日にAdsenseの管理画面から警告表示も出なくなっているのを確認しました。

完全な喪明けまでおよそ18日間という結果になりました。誤クリック・不正クリックが原因ならばAdsense収益のはく奪があるはずですがそちらもなし。やっぱり自己閲覧がNGだったのかなあと思っています。環境の刷新したあとJavaScriptを無効化するのをついつい忘れがちなんで今後は気を付ける必要がありそうです。